アジャイルとDevOpsはいずれも、「最終プロダクトをできるだけ効率的かつ迅速に提供する」ことを目的としている。では2つの方法論は、どこが異なるのか。WhiteSourceは「チームと分担」「戦略とプロセス」に違いがあると主張する。
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オープンソースセキュリティとライセンスコンプライアンス管理プラットフォームを手掛けるWhiteSourceは2021年8月5日(米国時間)、アジャイルとDevOpsの違いについて解説した。
人気の高いモダンソフトウェア開発方法論であるアジャイルとDevOpsはいずれも、「最終プロダクトをできるだけ効率的かつ迅速に提供する」ことを目的にしているとの見方をWhiteSourceは示す。
だが、「両者がどう違うのかについては、しばしば混乱が見られる。ほとんどの企業は、これらの開発プラクティスを展開したいと考えているが、適切な導入アプローチを見いだすのに苦労している」との認識から、この2つの方法論の類似点と違いに関する解説記事を公開したと説明している。概要は次の通り。
アジャイルとDevOpsは、いずれもソフトウェア開発プロセスの改善を目指している。ソフトウェア開発における成果物の品質と効率、スピードを重視しており、リリースサイクルの短縮と頻繁なリリースも提唱している。
両方法論を貫く1つの考え方が、「シフトレフト」だ。これは、ソフトウェア開発プロセスの早い段階で欠陥を発見、修正することで、ソフトウェア品質を高めるというものだ。
では、アジャイルとDevOpsはどう違うのか。この2つの方法論は、同じ最終目標を目指しているが、そこに到達するためにたどるルートが異なっている。
アジャイルとDevOpsで大きく異なるファクターの一つが、「各チームがどのように構成され、機能するか」だ。
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