本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Connect-AzureAD」コマンドレットを解説します。
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本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、「Azure Active Directory」(Azure AD)に接続する「Connect-AzureAD」コマンドレットです。
「Connect-AzureAD」は、PowerShellを利用してAzure ADに接続するためのコマンドレットです。Azure ADの管理操作はWebブラウザ画面で行うのが一般的ですが、繰り返し操作を行う場合などには、PowerShellコマンドレットでAzure ADにアクセスして操作した方が効率的です。
なお、Connect-AzureADコマンドレットはWindows標準のコマンドレットではないため、本連載第19回で解説した「Install-Module」コマンドレットで「Install-Module AzureAD」コマンドレットを実行して、事前にコマンドレット群(モジュール)をインストールしておく必要があります。
オプション | 意味 |
---|---|
-Credential | Azure ADに接続するための資格情報を指定する。省略可能 |
-TenantId | 接続先となるAzure ADのテナントを指定する。省略可能 |
-CertificateThumbprint | 資格情報の代わりに証明書を利用してAzure ADに接続する。省略可能 |
-ApplicationId | 接続先となるAzure ADのアプリケーションIDを指定する。省略可能 |
Connect-AzureADコマンドレットでAzure ADに接続する際には、「資格情報」を指定する必要があります。事前に「Get-Credential」コマンドレット(本連載第22回を参照)を利用して資格情報を指定しておけば、Connect-AzureADコマンドレット実行時に資格情報をあらためて指定する必要がなくなります(画面1)。
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