グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回はフリーランスエンジニアのHugh Chiou(ヒュウ・チョウ)さんにお話を伺う。高校時代はアルバイトと部活に明け暮れ、大学時代は幾つもの大学と学科を渡り歩いたヒュウさんのモチベーションの源とは。
国境を越えて活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。今回はフリーランスエンジニアのHugh Chiou(ヒュウ・チョウ)さんにお話を伺った。夢中になると寝食を忘れてまっしぐら。興味の赴くまま、気が付けば3つの大学を渡り歩いたヒュウさんはなぜエンジニアになったのか。聞き手は、アップルやディズニーなどの外資系企業でマーケティングを担当し、グローバルでのビジネス展開に深い知見を持つ阿部川“Go”久広。
阿部川 “Go”久広(以降、阿部川) 生年月日を教えてください
Hugh Chiou(ヒュウ・チョウ、以降ヒュウさん) 昭和58年です。
阿部川 おっと昭和で来ましたね。ということは、1983年ですね?
ヒュウさん はい、現在39歳です。
阿部川 お生まれはどちらですか?
ヒュウさん 台北生まれ、台北育ちです。ほとんど台北を出たことはないですね。2018年の11月末から2019年の9月くらいまでの1年弱は日本で生活しましたが、それ以外は全部台北にいます。
阿部川 なるほど。では幼いときの話を教えてください。5歳や7歳ぐらいのころはどんな子どもでしたか?
ヒュウさん 性格的には内向的な方だと思います。今でもちょっと人見知りですから。でも昔から外交的に見えるようにしていました。
阿部川 全然人見知りには見えません。
ヒュウさん そうですか。それは外交的に見せることに成功しているということですね。
阿部川 内向的ということでしたが、どういったところで遊んでいましたか。
ヒュウさん 家の近くの図書館に行くことが好きでした。少なくとも週に1回ぐらいは行っていました。もちろん近所の友達と遊ぶことも多かったです。ごっこ遊びとかゲームとか。自分でルールを決めて遊んだことを覚えています。子どものころは(家の周りに)田んぼがとても多くて、川や池で魚とかエビとか捕って。キリギリスもよく獲りに行きました。
統計を取ったわけではないのですが、GoGlobalにご登場いただくエンジニアは幼少期に自然の中で遊んで過ごしたという人が多いように思います。また、内向的だったとおっしゃる方も比較的多いように思います。自然からさまざまな刺激を受けつつ、静かな環境で内省する。そうしたインプットがエンジニアには欠かせないのかもしれませんね。
阿部川 身の回りは自然が豊富だったんですね。ご兄弟がいらっしゃるということですので、一緒に遊ぶこともあったでしょう。
ヒュウさん 姉が2人いるんですが、どちらも年の差があり過ぎて子どものころは全然相手にされませんでした。
阿部川 上にお姉さん2人は強烈ですね。
ヒュウさん ちょっとね(笑)。それに、上の姉は勉強がよくできてプレッシャーになりました。
阿部川 ヒュウさんもよく勉強する方だったのですか?
ヒュウさん はい、成績も悪くなかったですよ。クラスでは大体2位を取っていました。学年全体の生徒数は1600人くらいですが、その中では20〜30位くらいのところにいました。
阿部川 すごいじゃないですか。得意な科目は何でしたか?
ヒュウさん 言語関係と数学かな。
阿部川 今のお仕事にぴったりですね。やはり、そのころからそういう関係に興味があったんですね。
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