本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Get-NetIPConfiguration」コマンドレットを解説します。
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本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、ネットワークアダプターのIP設定を取得する「Get-NetIPConfiguration」コマンドレットです。
ネットワークアダプターのIP設定を取得する場合、コマンドプロンプトでは「ipconfig」コマンドを使用していたかと思います。
「Get-NetIPConfiguration」コマンドレットを使用することで、設定されているIPアドレスやネットワークアダプターのMAC(Media Access Control)アドレスといった、基本的なIPアドレス設定を取得することができます。
取得可能な情報はipconfigコマンドとほぼ同等ですが、Get-NetIPConfigurationコマンドレットとipconfigコマンドを比較すると、ipconfigコマンドで取得できない情報をGet-NetIPConfigurationコマンドレットで取得できる一方、ipconfigコマンドでできていたことがGet-NetIPConfigurationコマンドレットではできないこともあります。しかし、それらの点は他のPowerShellコマンドレットで代替可能です。
オプション | 意味 |
---|---|
-All | 仮想ネットワークアダプターを含む、全てのネットワークアダプターの情報を取得する。省略可能 |
-AllCompartments | ネットワークアダプターの全てのコンパートメント情報を取得する。省略可能 |
-Detailed | MACアドレス、MTU(Maximum Transmission Unit)サイズを含む、ネットワークアダプターの詳細設定を取得する。省略可能 |
-InterfaceIndex | 情報を取得するネットワークアダプターの番号を指定する。省略可能 |
-InterfaceAlias | 情報を取得するネットワークアダプターの名前を指定する。省略可能 |
Get-NetIPConfigurationコマンドレットをオプションなしで実行すると、基本的なIP設定を取得できます(画面1)。
ここで表示されるネットワークアダプターの情報は仮想ネットワークアダプター以外のもので、GUI上での「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワーク接続」画面で表示されるものと同じです。
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