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» 2022年09月21日 05時00分 公開

やりがいのないオレの仕事を「やりたくないこと」で彩る仕事が「つまんない」ままでいいの?(93)(3/3 ページ)

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ネガティブな言葉を肯定語に置き換えてみる

 私にとって、やりたくないことの反対……つまり、「やりたいこと、好きなこと、得意なこと、関わりたい人」は、次のようなことです。

  • 物事を大局的に、客観的に捉えること
  • 企画すること
  • コミュニケーション、コーチング、カウンセリング
  • マーケティング、ブランディング
  • 文章を書くこと
  • 発信すること
  • IT回り全般

 また、私にとって大切なのは、次のようなことです。

  • 肯定的なやりとりや言動
  • やさしい感じ
  • 協力関係、信頼関係
  • 時間や能力、労働力、お金などのリソースをシェアすること
  • 知識よりも実践、口よりも手を動かす
  • 「マネタイズ」「現実的」「実現までのプロセス」も大切。加えて、「思い」「共感」「心が動くか」はもっと大切
  • ロジック(論理)とエモーション(感覚・感情)のバランス
  • 小手先のことよりも、本質的なことが大切
  • しっくり感や納得感が大切
  • 「これ!」と決めたら諦めない、逃げない
  • フォローすること
  • 結果を出すこと

 そうなんです。私にとっては、こういったことがとっても大切なのです。大切なことを共有できる仲間と、楽しく仕事をしたい。人生の目的があってもなくても、毎日大切な人たちと楽しく仕事ができたら、私はそれだけで十分幸せです。

 大切な人たちと仕事をしていると、ときに「誰かの困りごとを解決しよう」「社会の課題を解決しよう」となってくるから、そのうち、やりたいこと、やるべきことが見えてくる……といったこともあります。

「やりたくないこと」から「自分にとって大切なこと」を見つける

 「人生とは何か?」「生きるとは何か?」という問いへの、対峙の仕方を見てきました。

 今回紹介したのは、あくまでも私にとっての内容であり、あなたにとって大切なことは、きっと違うはずです。

 その答えは、あなたの外側ではなく内側にあるので、まずはネガティブな感情に向き合ってみてください。そして、その反対にあるポジティブな気持ちを感じてみてください。年齢に関係なく、あるはずです。

 あなたにとっての「大切な在り方」に気付いたら、「生きる意味」を頭の中であれこれ考えなくても、楽しく生きる道しるべになってくれると思います。

 最後に……相談を受けた新入社員の彼は、こんなコメントを寄せてくれました。

社会に出たばかりで、少しでも早く目標ややりたいことを見つけなければならないという焦りから、自分は目を向けるべきところを見落としていたのかもしれないと感じました。人生という大仰なテーマに頭を悩ませる前に、まずは自分が大切にしているものは何かを明確にするところから始めたいです。人生という限られた時間の中ではいろいろと焦ってしまいがちですが、落ち着いて自分と向き合っていきたいです

筆者プロフィール

竹内義晴

しごとのみらい理事長 竹内義晴

「仕事」の中で起こる問題を、コミュニケーションとコミュニティーの力で解決するコミュニケーショントレーナー。企業研修や、コミュニケーション心理学のトレーニングを行う他、ビジネスパーソンのコーチング、カウンセリングに従事している。

著書「Z世代・さとり世代の上司になったら読む本 引っ張ってもついてこない時代の「個性」に寄り添うマネジメント(翔泳社)」「感情スイッチを切りかえれば、すべての仕事がうまくいく。(すばる舎)」「うまく伝わらない人のためのコミュニケーション改善マニュアル(秀和システム)」「職場がツライを変える会話のチカラ(こう書房)」「イラッとしたときのあたまとこころの整理術(ベストブック)」「『じぶん設計図』で人生を思いのままにデザインする。(秀和システム)」など。


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