Microsoftは、「Visual Studio Code」でJavaアプリケーションの作成、テスト、デバッグを進めるための拡張機能集「Extension Pack for Java」の2022年10月の更新情報を公開した。
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Microsoftは2022年10月21日(米国時間)、ソースコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VS Code)でJavaアプリケーションの作成、テスト、デバッグを進めるための人気の拡張機能を集めた「Extension Pack for Java」の2022年10月の更新情報を公開した。
Extension Pack for Javaの最新版「Version 0.25.2022092912」は、2022年9月30日に公開された。Microsoftはこの最新版の更新情報として、デバッグ機能とコード編集機能の強化点を紹介した。
Stream.of(“Frank”).map(name ->name.toUpperCase()).forEach((item ->System.out.println(item));
Microsoftは上記のソースコードを例に挙げて、以下のように説明している。
「Java 19」では、Javaプラットフォームで仮想スレッド機能の最初のプレビュー版が利用可能になった。仮想スレッドは、現在のAPIにほとんど変更を加えることなく、Java並列プログラミングのスケーラビリティを大幅に向上させるように設計されている。Extension Pack for Javaの最新版では、Javaデバッガが仮想スレッドに対応した。なお、この機能を使用するには、JDK(Java Development Kit) 19をインストールする必要がある。
コードアクションの電球マークをクリックすると、Lombokを操作できるようになった。現在サポートされているアノテーションは以下の通り。
このショートカットを使うことで、「ボイラープレートコード」(Java言語仕様の制約による冗長なコード)を数クリックで生成できるようになる。不要になったアノテーションは選択解除することで削除可能だ。
コード分析機能が強化され、@Nullableおよび@Nonnullアノテーションがサポートされた。@Nullableおよび@Nonnullアノテーションは開発者とコンパイラに、変数、パラメーター、戻り値にNullを許可して問題ないかどうかを知らせる。
同機能は特定の規約違反を検出すると、問題セクションに警告を表示し、エディタ領域でもハイライト表示する。
現在、以下のパッケージの@NonNullおよび@Nullableアノテーションがサポートされている。
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