Microsoftは、Windows 10(LTSCを除く)におけるデスクトップアプリとしての「Internet Explorer(IE)」の完全無効化を、2023年2月の定例更新(Bリリース)で実施することを発表しました。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Microsoftは「2022年6月15日」をもって、「半期チャネル(SAC)」の「Windows 10」(バージョン21H2以降は「一般提供チャネル(General Availability Channel)」)におけるデスクトップアプリとしての「Internet Explorer(IE)」のサポートを終了しました。しかし、以下の記事で言及したように、IEの無効化はまだ実施されていません(画面1)。
Microsoftは2022年10月末、Windows 10のデスクトップアプリとしてのIEを「2023年2月」の定例のセキュリティ更新プログラム(2023年2月のBリリース)の一部として無効化することを発表しました。
この変更は、「2023年1月17日」に予定されているオプションの更新プログラム(更新プログラムのプレビュー、1月のCリリース)として先行的に提供され、2月のBリリースで広範囲に実施されることになります。
Windowsの更新プログラムは累積的であるため、2023年1月のCリリースや2月のBリリースをインストールしなかったとしても、IEの無効化はその後のBリリースやCリリースにも含まれる形で実施されることになります。なお、この措置が実施されると、IEがデスクトップアプリとして起動しなくなりますが(代わりに「Microsoft Edge」が起動する)、IEのバイナリ(「C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe」など)が削除されることはありません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.