「ITがどのようにビジネス価値をもたらすか」を伝えるITバリューストーリーは、語り方を変えることでインパクトを高められる。
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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
デジタル戦略は、企業が現在の経済的な逆風に立ち向かう上で中心的な役割を担っている。ITの取り組みを提案し、承認を得て実行に移すために、説得力のあるバリューストーリーを活用する絶好の機会が到来している。ただし、そのためには、ステークホルダーが本当に重視している成果や目標にしっかり焦点を当てる必要がある。
優れたバリューストーリー(ITがビジネス戦略にどのように貢献し、どのように価値をもたらすかの説明)は基本的に、ビジネスリーダーの心に響き、その意思決定を支え、その主要な目標や関心事に合致する。実施した業務や達成したタスク、展開したリソースの量にフォーカスしても、そうはならない。達成された成果を伝えることにフォーカスすることが重要だ。
Gartnerは、CIO(最高情報責任者)がより強力なビジネスバリューストーリーを作成し、打ち出すために役立つ7つのルールを提示した。2027年まで、これらのルールを実践するCIOは、組織のミッションに対する戦略的貢献の成功率が75%上昇し、資金調達が承認される割合も現在より30%高まる見通しだ。
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