ランサーズは、フリーランスを対象とした「2022年必要とされたスキルランキング」を発表した。オンラインでの顧客接点を増やすに当たり、自社に足りないスキルをフリーランスに発注するケースが増えているという。
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ランサーズは2022年12月16日、フリーランスを対象とした「2022年必要とされたスキルランキング」を発表した。同社が運営するフリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」で、2021年と2022年の職種カテゴリー別の発注数と案件の平均報酬額を比較し、その増加率が大きいものをランキングにした。
2022年に必要とされたスキルランキングのトップは「営業」。オンラインミーティングやテレワークが定着し、フリーランス市場でも営業の発注数の増加率が最も高かった。それに伴い、資料作成やトークスクリプトの作成などの発注も増えている。
ランサーズによると、最近はオンラインでの顧客接点を作ろうとする企業が増えており、オンラインマーケティングを実施する上で足りないスキルをフリーランスに発注する傾向があるという。
この傾向はランキングにも表れており、「運営・更新・保守・SNS運用」が2位、「企画・PR」が3位、「リサーチ・分析・解析」が5位、「Webマーケティング・集客」が7位、「コンサルティング」が8位にランクインしている。
職種カテゴリー別の平均報酬額の増加ランキングトップは営業の「資料作成」。同ランキングは、2022年の1件当たり平均報酬額の増加率を表しており、営業の発注数が増加したことで関連する業務の報酬額に影響が出たとランサーズは分析している。
また、7位の「プロダクト・3D」は非対面コミュニケーションツールの一つとして「メタバース」が注目されていることに関連しているとランサーズはみている。プロダクトデザインまで3D技術が求められるようになり、制作スキルを強調するフリーランスが増えている。企業からのニーズが高まり、注文数も増加傾向にある。
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