ベンダーを評価するには、詳細な目標や基準の設定、優先順位付け、モニタリングが必要になる。そのためのヒントを紹介する。
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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
企業のIT購買チームはベンダーを選択する際、ベンダーの営業チームから提供される詳細な資料やドキュメントを調査、検討する段階で行き詰まりやすい。想定したソリューションとユースケースに最適なベンダーを確実に選ぶには、ベンダーとその製品を直接比較する優れた方法が必要になる。
購買チームの全員が最終決定に自信を持てるように、以下の4つのステップで、本当に重要な要件と基準に基づいて、包括的で偏りのない評価をするとよい。
購入プロセスの各段階で適切な視点を取り入れることで、購買チームは、重要な事項を見落とす可能性を減らせる。例えば、チームが当初に、IT担当者を蚊帳の外に置いて要件について議論すると、購入プロセスの初期段階から導入準備について考慮しなければならないという、重要な必要性があることを見過ごしてしまうかもしれない。
全てのユーザーグループの要件の詳細に注意を払い、それらの要件が主要なビジネスドライバー(推進要因)およびビジネス目標に合致していることを確認する必要がある。
特定のベンダーの評価を開始するのは、ソリューションのビジネスケース(投資対効果検討書)が承認されてからにする。
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