Jiteraは、ローコード開発ツールに関する調査結果を発表した。ローコード開発ツールを利用したことがあるエンジニアは約3割。ローコード開発ツールを導入している企業は約2割で、約6割が「単純なコーディングが苦痛に感じる」と答えた。
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Jiteraは2023年2月28日、ローコード開発ツールに関する調査結果を発表した。それによると、半数がローコード開発ツールに興味を持っており、実際にローコード開発ツールを利用したことがある人の割合は31.3%だった。
現在所属している企業でのローコード開発ツールの活用状況を見ると、「導入している」が19.7%、「現在検討している」が7.9%、「検討したことはあるが導入していない」が5.7%、「興味はあるが検討したことはない」が13.0%、「今後も利用するつもりはない」が9.1%だった。
ローコード開発ツールの印象については、「開発スピードが速くなりそう」と回答した人の割合が64.6%(複数回答、以下同)で最も高く、「業務効率化に役立ちそう」(62.6%)と「作れるものが限られている」(31.7%)がそれに続いた。
ローコード開発ツールに期待することについては「開発工数の削減」が最も多く、74.0%(複数回答、以下同)。次いで「開発スピードの向上」(61.4%)、「単純なコーディング以外の業務に使う時間の捻出」(33.3%)と続いた。ローコード開発ツールに求めることについては「柔軟性が高い」(55.3%、複数回答、以下同)、「外部とのAPI連携」(48.4%)、「コードの書き出し」(42.7%)が上位を占めた。
「単純なコーディングを苦痛に感じるかどうか」を聞いたところ「苦痛に感じる(とても思う、やや思う)」と答えた人は57.7%。ローコード開発ツールに興味がある人に限ると、苦痛を感じている人は67.5%と高かった。また、64.2%の人が「ローコード開発ツールの利用はスキル向上につながる」と回答した。
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