Googleアカウントで2段階認証を有効にしている場合、新しいデバイスやWebブラウザでGoogleアカウントにログインなどすると、Googleからスマートフォンに「セキュリティ通知」が届く。このセキュリティ通知が届いた際の対処方法をまとめてみた。
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対象:Googleアカウント
Googleアカウントで2段階認証を有効にしている場合、新しいデバイスでGoogleアカウントにログインなどすると、Googleからスマートフォンに「セキュリティ通知」が届く。Googleアカウントのヘルプによると、セキュリティ通知は以下の場合に送信されるという。
新しいデバイスに限らず、新しいWebブラウザでGoogleアカウントによるログインを試みた場合など、いつもと違う使われ方をした場合に、安全を確保するためセキュリティ通知が送信されるわけだ。
そこで、セキュリティ通知が届いた場合、どのように対処すればいいのかまとめてみた。
自分が操作した結果、セキュリティ通知が届いた場合、念のため「地域」と「時間」を確認し、[✔ はい、私です]ボタンをタップすればよい。
操作を行ったデバイス側では、「2段階認証プロセス」画面が表示され、スマートフォンを確認するように表示され、ログインがブロックされた状態になっているはずだ。スマートフォンで[✔ はい、私です]ボタンがタップされて、Googleアカウントへのログインが行われる。
「地域」には、場合によっては近隣の市区町村名が示されることもある。また、モバイル通信(LTEや5Gによる接続の場合)や公衆無線LANを利用している場合は、全く異なる場所が提示されることもあるので注意してほしい。
Googleアカウントでログインしたデバイスが、Googleでどこの「地域」として認識されているのかを確認するには、そのデバイスのGPS機能(正確な位置情報の取得)を「オフ」にした状態で、Googleマップを開き、現在位置を確認すればよい。セキュリティ通知の「地域」と現在位置が近ければ、そのデバイスで操作を行った結果、Googleから送信されたものと分かる。
「地域」と現在位置が離れていたり、操作した覚えが全くなかったりして不安な場合は、[❌ いいえ、ログインしません]ボタンをタップして、ログインをキャンセルした方がよい。
問題は、自分が操作した覚えがないのにセキュリティ通知が届いた場合だ。
この場合、自分のGoogleアカウントで他人がログイン操作を行った可能性がある。スマートフォンの[セキュリティ通知]画面の「デバイス」「地域」「時間」を確認し、[❌ いいえ、ログインしません]ボタンをタップして、ログインをキャンセルする。
[❌ いいえ、ログインしません]ボタンをタップすると、「アカウントを保護するためパスワードを変更してください」と表示されるので、[パスワードを変更]ボタンをタップする。パスワードを変更しないままでいると、再び、不正アクセスが試みられた際に、セキュリティ通知で誤って[✔ はい、私です]ボタンをタップしてしまいGoogleアカウントへのログインを許してしまう危険性があるためだ。
[パスワードを変更]ボタンをタップすると、本人確認のためのパスワードの入力が求められるので、現在のGoogleアカウントのパスワードを入力して、[次へ]ボタンをタップする。次の画面で、新しいパスワードを入力し、[パスワードを変更]ボタンをタップすればよい。現在、Googleアカウントでログイン中のデバイスでは、ログインしたままになるという警告が表示されるが、[パスワードを変更]をタップして、パスワードの変更を行う。
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