本連載で過去に何を書いたかを振り返っていたところ、ちょうど4年前に『Windows Server 2019 Essentialsってどうなの?』(第129回)という記事を書いていました。今回は、Windows Server 2022 Essentialsはどうなのかという話にしましょう。
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ボリュームライセンスプログラムやMicrosoftリセラーを通じて購入できる「Windows Server 2022」のライセンスとしては、「Windows Server 2022 Datacenter」と「Windows Server 2022 Standard」があるのは皆さんご存じの通りです。
「Microsoft Azure」や「Azure Stack」(Azure Stack HCIなど)を利用している、または、したことがあるなら、これらのプラットフォーム上でのみ実行できる「Windows Server 2022 Datacenter:Azure Edition」というエディションが存在することもご存じでしょう(画面1)。
DatacenterとStandardの最も大きな違いは、Datacenterの方には「無制限の仮想化の権利」があり、「仮想マシン自動ライセンス認証(AVMA)」を利用できることです。Azure Editionは、Windows Server 2022 Datacenterの全ての機能に加え、Azure Editionだけの「Azure拡張ネットワーク」「SMB over QUIC」「記憶域レプリカの圧縮」「ホットパッチ(Server Coreは正式サポート、Desktop Experienceはプレビュー)」をサポートしています。エディション間の詳細な機能差については、以下のドキュメントで確認できます。
そして、Windows Server 2022にはもう1つのエディション「Windows Server 2022 Essentials」が存在します。
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