MicrosoftはAzure Stack HCIソフトウェアのVHDX形式でのダウンロード提供を開始しました。これにより、SDNインフラストラクチャのインストールが大幅に簡素化されます。
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「Azure Stack HCI」はMicrosoftによって構成が検証され、認定されたハードウェア上で動作する専用OSで、最小2ノード(テスト目的の場合は1ノード)から最大16ノードの「ストレージスペースダイレクト(S2D)」のストレージを備える、Hyper-Vホストクラスタとして機能するハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)クラスタソリューションです。
ハードウェアは利用者側が用意し、オンプレミスのデータセンターに設置しますが、オンプレミスのインフラストラクチャとMicrosoft Azureクラウドサービスを組み合わせたハイブリッド環境において、Azureのサービスとして提供されるのが特徴です。
Azureのサービスとして従量課金で無制限のWindows(ゲストOSライセンスは「Windows Server 2022 Datacenterライセンス」の購入または「Windows Serverサブスクリプション」を利用)またはLinux仮想マシンを実行できる他、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)を構成してマルチテナントに対応することができます。
さらに、「Azure Kubernetes Services(AKS)」や「Azure App Service」「Azure SQL」「Azure Virtual Desktop(プレビュー)」といった、Azureと一貫性のあるマネージドサービス(PaaS)を提供することも可能です。
Azure Stack HCIの利用を開始するには、自社で用意した認定ハードウェアに、Azure Stack HCI OSをダウンロードしてインストールし、「Windows Admin Center」管理ツールのウィザード(またはPowerShellコマンドライン)を使用してセットアップし、最後にAzureに登録します(画面1)。
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