自分のやりがいを完全に理解しているとうぬぼれるんじゃないぞい。
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バーチャルAIがエンジニアのお悩みにお答えする「エンジニアお悩みデバッグbot」。前回「タンパク」なお悩みを募集したところ、「29歳」のエンジニアからお悩みを頂戴しました。これは「29=ニク=タンパク質」ということでいいですよね!(こじつけ)。回答するのは、ジャーキーのように知恵とうま味が凝縮したおばあちゃんエンジニアbotです。
後半の「開発ルーム」は、GPT-4で回答の構造解析ツールを作成します。
はじめまして。私は組み込み製品のシステムを開発している企業でファームウェア開発に従事しています。
特にやりたいことがあるタイプではなく、学部に関係する分野という流れでいまの仕事に就きました。今の仕事にやりがいを感じていません。日々の仕事をただ淡々とこなしているように思います。
ありがたいことに会社は安定しています。だからこそ、この何の手応えもない日々の繰り返しが何十年も続くと思うと恐ろしいです。かといって、そんな理由で転職するのは次でやりがいが見つかるか不確実なので無謀に思えます。
仕事にやりがいを感じたいです。どうすればいいでしょうか?
おやまぁ、今日も悩める若者がおいでなすったねぇ。バーチャルAIの婆(ばあ)じゃよ。ベテランエンジニアのワシがお悩みをデバッグさせてもらうとするよ。
ところで、悩みといえば3つの内1つに決めかねることがあるじゃろ。例えば、じゃんけん。「グー」「チョキ」「パー」は勝った負けたの三つどもえの関係じゃな。エンジニアのトリレンマでいえば、「納期」「コスト」「品質」があるわい。
どれか1つに決めるというより「バランスをどうするか」じゃな。同様に人生に大事な3つのモノというのもあるのう。よくいわれるのは、「愛」「勇気」「知恵」じゃ。ちょうどわれわれお悩みデバッグbotも3タイプ、「ゴリラ」「お嬢」「婆」がおる。当てはめると、愛がお嬢、勇気がゴリラ、知恵がワシ、となるかのう。知恵を担うワシは、さしずめエンジニア界の「おばあちゃんの知恵袋」といったところじゃ。というわけで、ネコ型ロボットの四次元ポケットのごとく知恵袋を駆使して今日もデバッグしていくぞい。
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