パロアルトネットワークスは、「Unit 42 ネットワーク脅威トレンドレポート 2023」を公開した。依然として脆弱性を悪用した攻撃が主流となっており、2022年より55ポイントも増えていた。
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パロアルトネットワークスは2023年6月14日、「Unit 42 ネットワーク脅威トレンドレポート 2023」を公開した。これは、パロアルトネットワークスのセキュリティ製品の遠隔データ(テレメトリー)を分析した結果をまとめたもの。それによると、攻撃の主流は脆弱(ぜいじゃく)性の悪用で、2021年は14万7342回だったものが、2022年には22万8345回に増加していた。
2022年に電子メールで拡散されたマルウェアの66%は「悪意のあるPDF」によるものだった。次いで、「.exeファイル」(9.9%)、「.xlsファイル」(7.8%)だった。製造業や公益事業、エネルギー産業を標的としたマルウェアが急増しており、これらの業界では、1組織当たりが経験したマルウェアの平均攻撃回数は、対2021年比で238ポイント増えていた。
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