【大人のマナー】Gmailで署名を作成する(PC/スマホアプリ)Tech TIPS

Gmailでメールを送信する際に、自分の名前や会社名、連絡先を記載した署名を毎回入力していないだろうか? 特にスマートフォンのGmailアプリは、署名の設定が少々分かりにくいので、面倒なので署名を省略したり、名前だけを入力したりしているという人もいるかもしれない。そこで、iPhone/Android版GmailアプリおよびWeb版Gmailで署名を作成する方法を紹介しよう。

» 2023年07月10日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]

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対象:Web版Gmail、Gmailアプリ(Android/iOS)


Gmailで署名を作成するには Gmailで署名を作成するには
Gmailでメールを送信する際に、自分の名前や会社名、連絡先を記載した署名を毎回入力していないだろうか? スマートフォン用のGmailアプリやWeb版Gmailで署名を作成すれば、自動で署名の入力が可能だ。署名を作成する方法を紹介する。

 Gmailでメールを送信する際に、自分の名前や会社名、連絡先(メールアドレスや電話番号など)を記載した署名を、毎回手で入力していたり、別のテキストファイルからコピーしていたりしないだろうか。

 送信したり返信したりするメールに自動的に署名を挿入する方法を紹介しよう。複数の署名を切り替える方法も解説する。

 なお、署名は名前や会社名だけでなく、キャンペーンの案内など自由に記載できる。ただし、受信相手の気持ちも考えて、「名前」「会社名」「メールアドレス(連絡先)」などにとどめた方が無難だ。本Tech TIPSでは特にやり方の説明はしないが、Web版Gmailの署名では画像も挿入できる。とはいえ、スマートフォンで受信した際や何度もメールのやりとりした際に、メッセージが読みにくくなるので、特別な理由がない限り画像の挿入は避けた方がよいだろう。

モバイル版のGmailアプリで署名を作成する

 Android/iOSのGmailアプリでメールを送信したり、返信したりする際に署名を入れるには、Gmailアプリで「モバイル署名」を設定すればよい。複数台のスマートフォンで同じGmailアドレスでGmailの送受信を行っている場合、それぞれのスマートフォンのGmailアプリでの設定が必要になるので注意してほしい。

iOS(iPhone)版Gmailアプリの場合

 iOS(iPhone)版Gmailアプリでは、「モバイル署名」を設定していない場合、Web版Gmailで設定した署名(後述)が使われる。ただし、一部の設定が有効にならないなど、少々使い勝手が悪いので、iOS(iPhone)版Gmailアプリの「モバイル署名」を作成し、これを使うようにした方がよいだろう。

 iOS(iPhone)版のGmailアプリで署名を設定するには、Gmailアプリを起動し、画面左上の[≡]アイコンをタップ、表示されたメニューの[設定]をタップする。「設定」画面が開くので、「作成と返信」欄の[署名設定]をタップする。

 「署名設定」画面が開くので、ここの「モバイル署名」欄のスイッチを「オン」にし、その下に表示された「署名を入力」欄に以下のように、「名前」「会社名」「メールアドレス」などの情報を署名として入力し、画面右上の[完了]をタップすればよい。

徳川家康
征夷大将軍
ieyasu-toku@example.jp

署名の例

 iOS版Gmailアプリの場合、入力した署名の上に区切り記号として、自動的に「--」が挿入される。これは無効化(挿入しないように)できないので、署名の上に区切り記号を入れないようにした方が見栄えがよくなる。

iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(1) iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(1)
iPhoneでGmailアプリを起動し、画面左上にある[≡]アイコンをタップしてメニューを表示する。メニューの下側にある[設定]をタップする。
iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(2) iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(2)
[設定]画面になったら、[署名設定]をタップする。
iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(3) iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(3)
「モバイル署名」のスイッチを「オン」にして、署名を入力する。画面では、本文と署名を区切るための「-----」を入力しているが、iOS版Gmailアプリでは自動で「--」が入力されるので、区切り記号は入力しない方がよい。
iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(4) iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(4)
署名を入力したら、テスト用の自分宛ての新規メールを送信して、署名を確認するとよい。iOS版Gmailアプリでは、メール作成時には署名が表示されず、送信時に自動で挿入されるため、一度、メールを送信して確認する必要がある。
iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(5) iOS(iPhone)版Gmailアプリで署名を作成する(5)
受信したテストメールで署名を確認する。このようにiOS版Gmailアプリでは区切り記号(「--」)が自動挿入されるので、区切り記号は入力しない方がよいことが分かる。また、署名はカーソルの位置から挿入されるようなので、メールの本文の最後には改行を入力した方がよいようだ。

 iOS版Gmailアプリのモバイル署名は、メール(メッセージ)の作成時には挿入されず、送信時に自動的に挿入される点に注意してほしい。メールの作成時に署名が挿入されていないからといって、手動入力してしまうと、二重に署名が付いた状態で送信されてしまう。モバイル署名を設定したら、一度、自分のアドレスに対してテストメールを送信し、どのような署名になっているのか確認するとよい。

Android版Gmailアプリの場合

 Android版のGmailアプリで署名を設定するには、Gmailアプリを起動し、画面左上の[≡]アイコンをタップ、表示されたメニューの[設定]をタップする(Android版Gmailアプリでは、Web版Gmailの署名は自動挿入されない)。アカウントの選択画面が開くので、署名を選択したいアカウントを選択する(アカウントが1つの場合でも選択画面が開く)。その後、「設定」画面が開くので、「全般」欄の[モバイル署名]をタップする。

 [署名]ダイアログが開くので、ここに署名を入力する。改行を入れて複数行を入力することも可能だ。Android版Gmailアプリの場合、区切り記号は挿入されないので、署名の上に「--------」などの区切り記号を入力しておくとよい。

 モバイル署名を入力したら[OK]ボタンをタップすれば、「設定」画面に戻り、「モバイル署名」欄に入力した署名が表示されるはずだ。

 後は、メールを作成してみて、どのように署名が挿入されるか確認すればよい。Android版Gmailアプリでは、iOS版Gmailアプリと異なり、メールを作成する際に設定したモバイル署名が自動的に挿入されるので、新規メールの作成を行えば、署名の状態が確認できる。

Android版Gmailアプリで署名を作成する(1) Android版Gmailアプリで署名を作成する(1)
AndroidでGmailアプリを起動し、画面左上にある[≡]アイコンをタップしてメニューを表示する。メニューの下側にある[設定]をタップする。
Android版Gmailアプリで署名を作成する(2) Android版Gmailアプリで署名を作成する(2)
アカウントの選択画面が開くので、設定したいアカウントを選択する。
Android版Gmailアプリで署名を作成する(3) Android版Gmailアプリで署名を作成する(3)
「設定』画面が開くので、[モバイル署名]をタップする。
Android版Gmailアプリで署名を作成する(4) Android版Gmailアプリで署名を作成する(4)
署名の入力ボックスが表示されるので、署名を入力する。改行を入れて複数行を入力することも可能だ。
Android版Gmailアプリで署名を作成する(5) Android版Gmailアプリで署名を作成する(5)
新規メールを作成して署名を確認してみる。Android版Gmailアプリでは、メールを作成すると署名が挿入されるので、送信しなくても署名が確認可能だ。iOS版Gmailアプリと異なり、区切り記号は挿入されないので、署名に区切り記号を入力しておくとよい。

Web版Gmailで署名を作成する

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