manebiは社員教育担当者を対象に実施したリスキリングに関する調査の結果を発表した。リスキリングで最も大きな課題となっているのは「社員がリスキリングする時間の捻出」だった。
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manebiは2023年11月22日、リスキリングに関する調査の結果を発表した。企業の教育担当者を対象に実施し、500人から有効回答を得た。それによると、リスキリングで最も大きな課題となっているのは「社員がリスキリングする時間の捻出」だった。
調査結果によると、リスキリングを社員に実施していると回答した企業の割合は40.8%だった。2022年の同調査では52.6%となっており、約12ポイント減少していた。リスキリングの方法としては多い順に「対面研修(外部講師)」(38%、複数回答、以下同)、「対面研修(自社講師)」(37%)、「Web会議を活用したオンライン研修(自社講師)」(35%)、「Web会議を活用したオンライン研修(外部講師)」(31%)などが挙がった。
実施しているリスキリングの分野(社員にリスキリングしてもらいたい分野)を見ると、最も回答が多かったのは「ITリテラシー」で、54%(複数回答、以下同)だった。次いで「データ分析」(47%)、「デジタルマーケティング」(46%)、「情報セキュリティ」(42%)、「プログラミング」(25%)、「AI(人工知能)」(22%)が続いた。
リスキリングを社員に実施する上での課題を見ると、「社員がリスキリングする時間を捻出すること」を挙げた割合が52%(複数回答、以下同)、「社員が学習に対してモチベーションがない」が44%、「リスキリングの研修計画を作成すること」が39%、「リスキリングの成果をどう評価するか」が33%、「予算が少ない(予算がない)」が28%だった。
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