ランサーズは「生成AI活用の実態調査」の結果を発表した。生成AIを業務で使用している人は約4割。最も使用している生成AIの種類は「言語生成」で、ライティングやプログラミングなどで利用している人が多かった。
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ランサーズは2023年11月29日、「生成AI(人工知能)活用の実態調査」の結果を発表した。これは、ランサーズが運営するフリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」の登録者(778人)を対象に、生成AIの業務利用について調査したもの。
調査結果によると、業務で生成AIを「使用している」と回答した人の割合は36.9%、「使用していないが、使用を検討している」は26.9%、「使用していないし、使用の検討もしていない」は24.4%だった。年代別で見ると、最も使用率が高かった年代は30歳代の38.1%。付いて、40歳代と50歳代がどちらも37.6%、60歳代が34.2%、20歳代が33.8%だった。
使用している生成AIの種類は「ChatGPT」や「BERT」などの「言語生成」が88.2%で圧倒的に多かった。次いで「Midjourney」や「Stable Diffusion」などの「画像生成」が7.7%、「OpenAI Codex」や「TabNine」などの「コード生成」が1.4%だった。また、今後の使用を検討している種類についても傾向は同じで「言語生成」(70.3%)が最も多かった。
生成AIを使用している業務のカテゴリーを見ると、「ライティング、翻訳」(58.5%、複数回答、以下同)、「プログラミング、システム開発」(25.8%)、「ビジネス、コーポレート」(20.9%)がトップ3を占めた。
生成AIの業務活用における課題としては「回答の正確性、信ぴょう性」「セキュリティ面」「著作権などの権利問題」などが挙がった。
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