インフラ自動化ツールの一つである「Terraform」について、これから学ぼうという方、使っていきたい方を対象に、Terraformの導入方法や基本的な使い方を紹介していく本連載。今回は、Terraformの状態(state)をローカルではなくリモートで管理する方法を紹介します。
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インフラ自動化ツールの一つである「Terraform」について、Terraformの導入方法や基本的な使い方を紹介していく本連載。前回は、既存のAWS(Amazon Web Services)リソースをTerraformの管理下に置く(インポートする)方法を紹介しました。
Terraformは、管理しているクラウドリソースに関する情報を「状態(state)」というもので記録しています。これまでTerraformを実行した際にterraform.tfstateというファイルが作成されているのを見たことがある人もいるでしょう。stateの実態はこのファイルです。
Terraformは、管理しているクラウドリソースの情報をstateに記録しておき、クラウドリソースの状態とstateを比較して、変更の要否を判断しています。つまり、このstateがなければクラウドリソースを正しく管理できなくなります。通常はローカルにファイルとしてstateが置かれますが、複数人で管理することが難しいですし、データの破損や紛失の心配もあります。
今回はこのstateをリモートで管理する方法を紹介します。
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