Microsoftは、フェムト秒レーザーを用いてガラスにデータを記録する技術「Project Silica」の研究成果を発表した。
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Microsoftは2026年2月18日(米国時間)、ガラスベースのデータストレージ技術「Project Silica」に関する研究成果を学術誌『Nature』に発表した。
フェムト秒レーザー(超短パルスレーザー)を用いてガラスの内部にデータを記録する技術で、1万年以上先までデータ保存が可能になるという。
発表によると、従来のProject Silicaは高価な溶融シリカガラスを使用していたが、キッチン用調理器具やオーブンのドアに使われる一般的なホウケイ酸ガラスでもデータ保存が可能であることを実証したという。これにより、ストレージメディアの材料コストと入手性の面で、商用化への障壁が低減したという。
読み取り装置に必要なカメラは従来の3〜4台から1台に削減され、装置の小型化と低コスト化を実現。書き込み装置も部品数が簡素化されたため、製造や調整が容易になり、データ記録速度が向上している。
Microsoftは主に4つの技術的進展を報告している。
Project Silicaは、Warner Bros.の映画「スーパーマン」を石英ガラスに保存した他、「Global Music Vault」(世界中の重要な音楽データを数千年にわたって保存するための北極圏の地下貯蔵庫)と提携して音楽を氷の下で1万年保存するプロジェクトを実施。「Golden Record 2.0」(地球の音や画像を宇宙へ伝えるプロジェクト)では、人類の多様性を表す画像、音声、音楽、言語のデジタルアーカイブを作成している。
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