キッカケクリエイションは、25〜39歳の非管理職ITエンジニアの管理職志望について、「なりたい」「なりたくない」が約5割で拮抗しているとの調査結果を公表した。
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キッカケクリエイションは2026年6月22日、25〜39歳の非管理職(係長・課長補佐相当以下)のITエンジニア428人を対象とした「管理職離れ」に関する実態調査の結果を公表した。調査はIDEATECHのリサーチマーケティングサービス「リサピー」の企画によるインターネット調査として、2026年3月25〜26日に実施された。
将来的に管理職(課長相当以上)になりたいかという問いに対し、「非常にそう思う」(15.2%)と「ややそう思う」(34.8%)を合わせた50.0%が管理職を志望していた。一方で「なりたくない」層も47.5%に上り、志望度が拮抗する結果となった。
管理職になりたくないと回答した203人にその理由を聞いたところ(上位3つまで回答可)、「業務量や責任が増える割に報酬が見合わないから」(54.7%)が最も多かった。「上司と部下の板挟みになるストレスが大きいから」(44.8%)、「残業代がつかなくなるなど実質的な手取りが減る可能性があるから」(29.1%)と続いた。
職場で管理職に対して「割に合わない」「なりたくない」といったネガティブなイメージが広がっていると感じるかという問いには、「非常にそう感じる」(22.2%)と「ややそう感じる」(50.0%)を合わせた72.2%が広がりを実感していた。
仕事において給与以外に重視することを聞いたところ(上位3つまで回答可)、「柔軟な勤務時間や働く場所の自由度」(51.4%)が最多となった。「心理的安全性のある職場環境」(40.9%)、「技術的にチャレンジングな仕事への関与」(24.1%)と続いた。
「1社での昇進・昇格」よりも「副業・複業などを通じて技術の幅を広げること」に魅力を感じるかという問いには、「非常にそう思う」(15.7%)と「ややそう思う」(49.8%)を合わせた65.5%が魅力を感じると回答した。その理由としては「収入源を複数持つことで経済的に安定するから」(51.4%)と「1つの会社に依存するリスクを分散したいから」(50.4%)がともに5割を超えた。
現在の年収にどの程度上乗せがあれば管理職を引き受けてもよいかという問いでは、「100万円以上200万円未満」(27.1%)が最多で、「300万円以上」(19.6%)が続いた。「金額にかかわらず管理職にはなりたくない」も13.3%存在した。
管理職の在り方がどう変われば魅力を感じるかという問い(複数回答)では、「管理職でも柔軟な働き方(リモートワーク・フレックスなど)ができること」(38.1%)、「業務量や責任に見合った報酬体系への見直し」(34.6%)、「管理職にならなくても昇給・昇格できるスペシャリスト(IC)コースの整備」(30.8%)が上位に並んだ。
キッカケクリエイションは調査結果について、「ITエンジニアの『管理職離れ』は単なる意欲の低下ではなく、旧態依然とした役割設計への合理的な回避だ」と分析している。
「優秀な人材の確保と組織の持続的成長のためには、抜本的な報酬体系の見直しに加え、海外テック企業で主流のスペシャリスト(IC)コースの整備など、管理職を『自己犠牲を伴う役割』から『魅力的な選択肢』へと再定義する、次世代のキャリアパスの提示が急務だ」(キッカケクリエイション)
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