長崎編:ドラクエに学ぶ、アンオフィシャルな場での「縁」の紡ぎ方:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(59)(1/3 ページ)
ドラクエなどのRPGでは、攻略のヒントを得るためにある場所に通います。それは現実世界でも同じです――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」長崎編第2回は、五島で働くフリーランスエンジニア兼ラーメン屋の日常と人脈構築法を紹介します。
こんにちは! 長崎県の西端に位置する長崎県五島市に在住の、フリーランスエンジニア兼、ラーメン屋の志田山修平(シダヤマシュウヘイ)です。
「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実:長崎編」、前回は私が五島に移住するまでの経緯と、五島でのリモートワークの様子をお伝えしました。
今回は五島での「生活」を紹介します。
豊かな自然を満喫できる五島の春夏秋冬
五島では、自然を相手にした遊びを楽しみながら、日々の生活を送れます。
仕事の合間に1キロ超えの大物を
五島は島の四方が海に囲まれていて、年がら年中何かしらの魚が釣れる「釣りの聖地」と呼ばれる島です。イカの王様と名高いアオリイカ(水イカ)は年間通して釣れますが、中でも春には1キロ超えの大物を釣れます。
「仕事の合間にこんな大物を釣れる五島ってすごいな」と、よく思います。釣りが好きで、リモートワークできる仕事の方には、五島は天国のような島だと思います。
波と戯れる夏、きらめく星をあおぐ冬
夏は五島を満喫できる最高の季節です。島の至る所にきれいな海があり、福江市街から車を10分も走らせれば、最寄りの海水浴場に行くことができます。
「日本の渚100選」に選ばれた「高浜海水浴場」は、福江市街から車で45分ほど。海水浴にはもってこいですし、シーズン中はパラセーリングやバナナボートなどを楽しめます。市街から車で20分ほどの「大浜海水浴場」では、サップやウェイクボードのアクティビティーを楽しめます。
夏以外の季節のアクティビティーといえば、キャンプです。五島は山もあり自然が豊かなので、アウトドアにもってこいなのです。寒い時期は虫が少なく快適にキャンプをできますし、星空がとてもきれいなのです。
「何もない」から楽しめる
五島は、自然以外はほとんど何もなくて、不自由することがたまにあります。24時間開いているコンビニエンスストアは数件しかありませんし、欲しいものが島内になくて本島に行かなければ手に入らないことも多々あります。でも普通に生活する分には、特に不自由はありません。
むしろこの「何もない」ところが、五島の自然を楽しむ要素の一つになっている、と私は思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 長崎編:アパレル出身のラーメン男子、離島でWebサービスを楽しく作る
釣りをしながら仕事も可能。そう、リモートワークならね――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」長崎編は、五島でフリーランスエンジニア兼ラーメン屋として働くエンジニアのお話です。え、ラーメン??? - 熊本編:米作り×アパレル×ITに軽やかに挑むIターンエンジニア
熊本だからできる、熊本じゃないとできないことがある――「U&Iターンの理想と現実」熊本編は、やりたいことのためにIターンを実行したエンジニアの物語です - 宮崎編:大きな議題は「合宿」で解決――宮崎発のB2Bサービスを開発するZOZOグループのナイスガイエンジニア
昼は誠実に仕事と向き合う――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」宮崎編は、ZOZOBASEと連携するECシステム開発に従事する若手エンジニアの仕事と日常です - 福島編:冬はスノボ、夏はジェットスキー!―ー多拠点プロジェクトで働く“会津っぽ”の幸せなエンジニアライフ
会津若松にいながら、東京やブラジルの同僚と同じプロジェクトで働くだって?――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」福島編は、会津若松で働くエンジニアのワークスタイルをお伝えします - マクロ編:「ワーケーション」で新しい働き方を切り開く、和歌山県の戦略
リゾート地でバケーションしながらワークする、そんな働き方はいかが?――ご当地ライターが、リアルな情報をつづる「UIターンの理想と現実」。全国のIT先端エリアを紹介する「マクロ編」、第4回は関西のリゾート地「和歌山県」です - 愛知編:愛知で生きる、愛に生きる――名古屋を第二の故郷に定めたエンジニアのプライベートと恋愛事情
愛知県で開催される勉強会と街コンは、どちらの方が多いでしょうか?――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」。愛知編最終回は、勉強会や恋愛事情など、プライベートのお話を中心に紹介します - 徳島編:東京は僕を選ばなかった――Uターンで起業したエンジニアの逆転人生
1DKから脱出できず、満員電車には慣れず、都会の距離感が解せず、友人もできず――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」。徳島編は「東京に選ばれなかったエンジニア」が、徳島で人生を取り戻すお話です - 東京編:YOUは何しに奥多摩へ?――山の廃校で語学教育とシステム開発と地域活性化を模索する“くらげ”たち
JELLYFISHは奥多摩の廃校を活用し、高度IT人材育成を目的とした学校を開校した。学校は同時にラボ型開発の拠点でもある。生徒たちは語学やエンジニアとして必要な思考力などを学び、同時にアルバイトとして開発経験も積む。ゆくゆくは自身のアイデアやプロダクトで地域活性化も狙う - マクロ編:ITエンジニアにおすすめの移住先を探せ!
始まりは徳島?――ご当地ライターが、リアルな情報をつづる「UIターンの理想と現実」。マクロ編は、ITエンジニアの移住事情やおすすめのIT先端地域を紹介します - 石川編:勉強会天国「金沢」のエンジニア交流事情を紹介しよう
「地方は都会に比べて、ITエンジニアが交流できる場所が少ない」「田舎だから技術者の交流ができない」と諦めていませんか?――ご当地ライターがリアルな情報をつづる「UIターンの理想と現実:石川編」、第2回は金沢に住むエンジニアの交流事情を、Iターンエンジニアがお届けします - 福井編:東京生まれ東京育ちのめがね男子、鯖江でアジャイル開発しつつ都会と地方のいいとこどりを目指す
めがね産業で有名な鯖江市にIT企業メンバーズエッジがオフィスを開設した。鯖江市は地方自治体では珍しく、オープンデータ活用や起業が盛んで、福井県で唯一人口が増加している市でもある。鯖江市の熱意とメンバーズエッジの思いが合致して生まれたオフィスに、東京生まれ東京育ちのエンジニアが着任した - 大分編:蛇口をひねれば温泉が!――別府で働くゲームプログラマーのリアルなエンジニアライフ
「ちょっと休憩がてら温泉入ってきます」がリアルに実行可能。そう、別府ならね――ご当地ライターがリアルな情報をつづる「UIターンの理想と現実」、大分編第2回は、ゲームプログラマー兼、fuzz別府支社長の登場です - 北海道編:ハドソンを覚えていますか?――年収、家賃、IT企業
北海道の生活は自然との闘いなのか、IT企業やエンジニアの求人はあるのか?――U&Iターンの理想と現実をお届けする本連載、北海道編のスタートです - 愛媛編:リケジョもいるよ――「新居浜高専」でロボコン出場を目指そう
大人だけなら地方暮らしもいいけれど、子どもの教育には都会が最適?――いえ、そうとは限りません。愛媛には「新居浜高専」をはじめとした、大人も子どもも学べる環境があるのです。U&Iターンの理想と現実、愛媛編Part3は「愛媛の教育環境」を紹介します - 鳥取編:ITの仕事って、ホントに田舎でもできるんですよね?
ITエンジニアならば、PCとネットワークがあればどこでも働ける――それが本当なら、もっと鳥取にIT企業があっていいはずだし、もっとITエンジニアがいてもいいはずだし、もっとITの教育機関があってもいいはず。なのに、現実は……。U&Iターンの理想と現実、鳥取編は、人口減少に悩む倉吉市で町工場を営むトライアスリートが、鳥取県の「現実」を誠実にお伝えします - 秋田編:ノマド制度を利用して地元に拠点を開設――人口減少の最先端で“余白”に挑め
小学校も中学校も1校ずつ、65歳以上人口45%超の過疎地で何ができるのか……。U&Iターンの理想と現実をつづる本連載。秋田編は五城目町の廃校を利活用したオフィスで創造的な仕事に取り組む男の奮闘記です - 宮古島編:青い空! 白い砂!――首都圏の仕事をビーチでリモートワークするという、うっとりするような選択肢
沖縄県にある離島の1つ宮古島が、エンジニアのテレワークを応援している。美しい海がある観光地では、どんな働き方ができるだろうか - 大阪編:U&Iターンを超えた「フラットな世界」へ――楽天大阪支社のグローバルプロジェクト
大阪&東京&仙台&台湾&ベトナム&インド&中国。海外を含む7拠点でバーチャルチームを組んで開発を行う「台湾楽天市場」の開発チームは、どのような工夫をしているのだろうか - 子育て中のエンジニアが、移住先選びでチェックすべき4つのポイント
ダンナが「移住する」と言いだしても、帯同するパートナーには、見知らぬ土地での子育てや人間関係などの不安があります。NPO法人マミーズ・ネットの中條美奈子さんに、地方へ移住する子育て中の家庭が抱えがちな悩みや解決策について伺いました - 長野編:仕事の「数」はある、しかし……既婚エンジニアの移住と長野のIT求人事情
仕事、家族、家、地域との関わり……移住にはさまざまな課題や心配事があります。エンジニアのU&Iターン事情をお届けする本連載、今回はこれまでのキャリアを捨てる覚悟で長野へ移住、転職、独立したITコンサルタントにインタビューしました - 島根編:就業も支援! コミュニティーも支援! 呑み会も支援! ――八面六臂の“おせっかい”ぶりを発揮する、松江のスーパー公務員トリオ座談会
「本気」と書いて「マジ」と読む――U&Iターンの理想と現実をお届けする本連載。島根編第3回は、U&Iターンエンジニアたちに大人気のスーパー公務員たちをお招きして座談会を開催しました - 沖縄編:ヤギはめったに食べないよ!――沖縄の歴史、言葉、通勤着
沖縄といえば、「ちんすこう」「シーサー」「スピード」「ビギン」「米軍基地」。でも、それだけじゃないんです。U&Iターンの理想と現実「沖縄編」のスタートです! - 岡山編:立ち乗客3人で「すげー満員じゃあ」――岡山の交通、住宅、生活事情
岡山編第2回は、交通事情や住宅情報など、移住検討者が気になる情報をセキララにレポートする - 高知編:はちきん娘がプライベートを大公開――高知の家賃、生活費
高知編 第2弾は、家賃や食費など生活面で掛かる費用について、はちきん娘(土佐弁で男勝りでハツラツとした女性)がセキララにお伝えする。高知をはじめたとした地方への移住を検討するエンジニアの参考になれば幸いだ - エンジニアは、もっと自由に働ける――U&Iターンのススメ
地方への移住を検討するITエンジニアに、全国のご当地ITライターがリアルな情報を届けるポータルサイト、それが「@IT式 U&Iターンスタイル」だ