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» 2019年03月07日 05時00分 公開

【Windows 10対応】regコマンドを使ってコマンドプロンプトからレジストリを操作するTech TIPS

レジストリを操作する際、レジストリエディターだと定型的な処理や多数のリモートコンピューターのメンテナンスには不便だ。そんなときはWindows OSに標準装備されているCUIベースのレジストリ操作ツール「reg」コマンドを活用しよう。

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対象OS:Windows 7/Windows 8.1/Windows 10/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016



レジストリとは?

 Windowsシステムの各部の設定値を確認したり、挙動を変更したりしたい場合、「レジストリ」を操作しなければならないことがある。Windows OSでは、レジストリに設定されている値などに基づいて、システム各部が動作するようになっているからだ。レジストリの概要については、以下の記事を参照のこと。

 レジストリを構成する要素を次に示しておく。

レジストリの構成要素 レジストリの構成要素
レジストリとは、Windowsシステム内部の各種設定値を保存しておくためのデータベースである。システムの設定やソフトウェアの構成内容、ユーザーごとの環境設定など、Windows OS内で動作しているさまざまなコンポーネントがこのレジストリを参照して動作している。レジストリ中には、ツリー状の「キー」が構築されている。トップにあるのが「ルートキー」、その下にあるのが「サブキー」だ。それらの中に、幾つかの「」が設定されている。値は名前と種類(型)、データで構成されている。これは「ユーザー環境変数」を保持しているレジストリキーの例である。

レジストリをコマンドラインから操作する

 レジストリを操作するためには、一般的にはGUIベースの「レジストリエディター(regedit.exe)」を使うことが多い。だが何度も同じ処理を実行する場合や、多数のコンピュータに(リモートから)同じ設定を施すならば、コマンドラインで使えるツールが便利である。Windows OSでは、「regreg.exe)」コマンドやPowerShellが標準で利用できる。本TIPSではregコマンドの基本的な使い方を紹介する。

サブコマンドを多く持つregコマンド

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