SEOの基本は「Web標準に沿った良質のサイト作り」「魅力的なコンテンツ」ととても当たり前なものです。しかし、ズルをして検索エンジンから実力以上の評価を得ようとする行為を「検索エンジンスパム」「コンテンツスパム」といいます。これらのズルが検索エンジンに判明したら、評価を落とすのはもちろん、最悪は「検索エンジンにまったくヒットさせなくなる」といった厳しいペナルティが待っています。
制作者にとっては、ちょっとした工夫が検索エンジンにとっては「悪質なスパム行為」に映り、検索結果に自分のサイトがヒットしなくなるかもしれません。そんな悲劇を防ぐためにも、反映されない代表的なスパム行為を見て、やらないようにしましょう。
さて、苦労してSEOの対策をしましたが、結果はどのようにして分かるのでしょうか? 以下のような点で効果があったどうか判断します。
しかし、アクセスアップや資料請求が増えても、果たしてSEO対策のおかげなのかどうかを判断するのは極めて難しいといった面があります。SEOの結果が求められるビジネスシーンでは、「何をもってSEO対策の結果にするか」事前にはっきり決めておくと、よいでしょう。
SEOについて駆け足で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
SEOは一言でまとめると「検索結果の上位に表示させ、自社サイトのアピール・アクセスアップ」といったものですが、その目的を達成させるためには「ユーザーが見やすい・使いやすいWebサイト作り」「良質なコンテンツ作り」を目指すという、Web制作の基本精神に基づいたものなのです。
一方で、SEOははっきりとした効果が判断しづらいことをいいことに、PCスキルがない人に対して「私のサービス・技術を利用すれば、御社のWebサイトのアクセスアップにつながる」と口でいうだけで何も対策をしない、悪質なSEOサービスを提供する会社が存在します。
また、怪しげな情報商材を販売するサイトの決まり文句として「SEO」が登場するため、「SEOという文字を見ただけでうさんくさい感じがする」というユーザーもいるかもしれません。
悪質な業者やキャッチコピーに惑わされないように、今回の記事でSEOの仕組みや目的を知り、清く、正しいアクスセスアップを目指しましょう。
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