■【3】JavaScriptをハイライティング「FireRainbow」
FireRainbowは、JavaScriptをハイライティングするアドオンです。Firebugの中で表示するJavaScriptが見やすくなります(図13)。
■【4】HTMLタグのヘルプ機能を追加する「CodeBurner」
CodeBurnerは、HTMLタグ(要素)のヘルプ機能を追加するアドオンです。CodeBurnerを追加すると、HTMLを表示する際に、右のペインに[Code Example]タブが表示され、左のペインでHTMLのタグや属性を選択すると、タグや属性の解説とサンプルコードが表示されます(図14)。
また、タグを選択した状態で、[リファレンス]タブを選択すると、選択したタグの詳細なヘルプが表示されます(図15)。
これらの機能は、HTMLタグをうろ覚えの場合に役に立ちます。
■【5】jQueryのデバッギング機能を追加「FireQuery」
FireQueryは、JavaScriptフレームワークのスタンダード的な存在であるjQueryを利用しているWebアプリケーションのデバッグを支援するアドオンです。コンソール上でjQueryのセレクタを利用して表示したHTMLタグの位置を確認できます。
FireQueryは、jQueryのデバッグしかサポートしていませんが、prototype.jsなど、ほかのJavaScriptフレームワークを利用している場合、FireFinderが役立ちます。
■【6】XPathにマッチするタグを表示「FireFinder」
FireFinderは、XPathを利用したHTMLタグの検索結果を表示するアドオンです。prototype.jsやjQueryなどのJavaScriptフレームワークでは、XPathを利用したHTMLタグのマッチングを行う機能がありますが、FireFinderを利用すると、マッチングしたタグとともに視角的に確認できるので、XPathを利用したコーディングやデバッグに便利です。
■【7】Webサイトの表示速度を計測「YSlow」
YSlowは米ヤフーの提供するアドオンで、Webサイトの表示速度を計測して問題点を表示します。詳細は下記記事が詳しいので、ご参照ください。
今回は、Webアプリケーションのデバッグを効率化するFirefoxのアドオンであるFirebugと、その機能を拡張する7つのアドオンを紹介しました。WebアプリケーションのJavaScriptやスタイルのデバッグに苦しんでいる方は、一度Firebugを利用することをお勧めします。
またFirebugをすでに利用している場合でも、今回紹介したほかのアドオンと組み合わせると、さらに効率良くデバッグできるようになると思います。
またFirebugとFirefoxは、ともにオープンソースで提供されているので、ユーザーがFirebugを拡張するアドオンを作成することにより、カスタマイズして利用することも可能です。興味がある方は、ぜひアドオンの開発にも挑戦してみてください。
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