デジタルカメラなどをWindows PCに接続した際、画像の取り込み方法を選択するダイアログが表示される。選択した取り込み方法で自動的に画像を取得するように設定できる。いったん設定した自動取り込み方法は、後からコントロールパネルで変更できる。
対象OS:Windows XP / Windows Vista / Windows 7
撮影後のデジタルカメラをUSBケーブルでPCに接続したり、カードリーダのスロットに画像の入ったメモリカードを挿入したりすると、デフォルトでは、画像を取り込む方法を選択するダイアログがデスクトップに現れる。
もし画像を取り込む方法が決まっているなら、取り込みのたびにこのダイアログをいちいち操作するのは面倒だ。そんなときは、(1)の[このデバイスの場合は常に次の動作を行う]チェックボックスにチェックを入れてオンにするとよい。次回からこのダイアログはスキップされ、(2)で選択した取り込み方法が自動的に実行されるようになる。
しかし、後で取り込み方法を変更したくなる場合もある。例えば新たにインストールした画像編集アプリケーションで取り込みたい場合や、アプリケーションの起動時間が長いので単に画像ファイルをデバイスからコピーするだけで済ませたい場合、画像取り込みそのものが不要になって自動処理を止めたい場合などが挙げられる。だが、上記のダイアログはもう表示されないので、このままでは選択のやり直しができない。
そんなときは、コントロールパネルのアプレットから画像取り込み方法を変更すればよい。Windows XPなら[スキャナとカメラ]アプレット、Windows Vista/Windows 7なら[自動再生]アプレットで変更できる。
デバイス接続時の画像取り込み方法を選択するには、あらかじめ対象のデバイスをPCに接続して認識させる必要がある。そのとき、画像が1枚も存在しないとデバイスの認識が失敗することがある。そこで、何か撮影なりキャプチャーなりして画像を作成してからPCに接続すること。
Windows XPで画像取り込み方法を選択し直すには、コントロールパネルから[スキャナとカメラ]アプレットを見つけて開く。デバイスが正しく認識されていれば、次の画面の(1)のように、デバイスのアイコンが表示されるはずだ。それを右クリックしてプロパティを開く。
プロパティの画面が表示されたら[イベント]タブを選ぶと、画像取り込み方法を選択する画面が表示される。取り込み用アプリケーションを変更するなら、[指定したプログラムを起動する]を選択して、隣のプルダウンリストボックスから該当アプリケーションを選ぶ。アプリケーションを起動しないで画像ファイルをデバイスからコピーしたければ、[次のフォルダにすべての画像を保存する]を選ぶ。取り込みが不要な場合は[何もしない]を選べばよい。
[A]
Windows Vista/Windows 7で画像取り込み方法を選択し直すには、コントロールパネルから[自動再生]アプレットを見つけて開く。コントロールパネルのアプレットがカテゴリ別に表示されている場合は、[ハードウェアとサウンド]−[自動再生]の順にクリックする。
[自動再生]アプレットの画面が表示されたら、下にスクロールして「デバイス」というセクションにある対象デバイスを見つけ、その隣のプルダウンリストボックスから画像取り込み方法を選択する。
なおWindows Vista/Windows 7では、アプリケーションやウィザードを起動せずに画像ファイルをデバイスからコピーするという選択肢がなくなっている。自動ではないが、上の画面の(4)で[デバイスを開いてファイルを表示する -エクスプローラーを使用]を選択すれば、エクスプローラを使って画像ファイルをデバイスからコピーできる。
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