スマホやタブレットに限らず、PCでもBluetooth採用のキーボード/マウスなどを利用すると便利なことがある。しかしWindows 8では、Bluetoothデバイスの追加方法がWindows 7などと異なっていることから、デバイスを追加する方法が分からず、戸惑うことが多いようだ。そこで、Windows 8でBluetoothデバイスを追加する手順を解説する。
対象OS:Windows 8
Bluetoothを採用したワイヤレス・キーボードやマウスなどが安価になってきたこともあり、ケーブルのわずらわしさがないBluetoothデバイスを利用する人が増えている。特にキーボード/マウスが付属していないタブレットPCでは、必要な時にワイヤレスで接続して利用できるBluetooth採用のキーボード/マウスは便利なデバイスである。
ご存じのとおりBluetoothデバイスを利用可能にするには、「ペアリング」という操作によって接続関係を確立しておく必要がある。2つのBluetoothデバイスをペアリングしておくことにより、お互いが通信可能になる。Windows 7では、[スタート]メニューの[デバイスとプリンター]を選択し、[デバイスとプリンター]ウィンドウで[デバイスの追加]をクリックすることでペアリングが行える。しかしWindows 8では、デバイスの追加方法が若干異なっており、Bluetoothデバイスを使おうと思うと少々戸惑うことになるようだ。そこで、Windows 8でBluetoothデバイスを追加する手順を解説する。
Windows 8にBluetoothデバイスを追加するには、まずBluetoothデバイスの電源をオンにし、デバイスをペアリング・モード(検出モード)にする。ペアリング・モードにする方法はデバイスによって異なるが、ペアリング用のボタン(電源ボタンの近くにある場合が多い)を押すとLEDが点滅し、ペアリング待ち状態になったことが分かるようになっているものが多い。
デバイスがペアリング・モードになったら、次にWindows 8側の操作を行う。チャームから[設定]−[PC設定の変更]をクリックし、[PC設定]メニューから[デバイス]を選択して、[デバイスの追加]ボタンをクリックする。ペアリングが完了するとデバイスの追加が行われ、「デバイス」にBluetoothデバイスが追加される。
[A]
ただキーボードなどのデバイスの場合、デバイス側で「パスコード」(PINまたはペアリング・コードなどとも呼ばれる)の入力が必要なものがある。このような場合、Windows 8上にペアリング・コードが表示されるので、このコードをデバイスに入力する。
[B]
これでBluetoothデバイスがPCから利用できるようになる。一度ペアリングを行っておけば、次回からデバイスを利用する際に上記のペアリング操作は不要で、デバイスの電源をオンにすれば自動的に接続される(デバイスの電源がオフになっていたり、Bluetoothの無線が届かない状態だったりする場合、[PC設定]メニューの[デバイス]のデバイス名の下に「オフライン」と表示される)。
ペアリングしたデバイスをWindows 8上から削除するには、[PC設定]メニューの[デバイス]画面で削除したいデバイス名をクリックし、右側に表示された「○付きの−」アイコンをクリックする。「このデバイスを削除しますか?」と表示されるので、[削除]ボタンをクリックすればよい。
なお、搭載しているBluetoothのスタック(デバイス・ドライバ)によっては、上記の方法ではなく、デスクトップ画面の通知領域の[Bluetooth]アイコンのメニューから[新しい接続の追加]を選択し、独自のウィザードを起動するものもある(上記のWindows 8の標準的な追加方法を利用するスタックでは、Bluetooth]アイコンのメニューから[新しい接続の追加]を選択すると、[PC設定]メニューの[デバイス]画面が表示される)。
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