オフライン媒体でのインフォグラフィック活用には長い歴史があります。
例えば、ナイチンゲールは1850年代に、クリミア戦争の実情をイギリス議会に伝えるため、インフォグラフィックを用いました(参考:『ビジュアル・ストーリーテリング -インフォグラフィックが切り拓くビジネスコミュニケーションの未来』BNN新社)。
一方、オンラインではどうでしょうか?
インフォグラフィックの話題が増えたのは、日本では2011年ごろから、英語圏でも2010年ごろからです。
ソーシャルメディアの台頭によって、情報のシェアが簡単になったことで、マーケティングの観点からインフォグラフィックが注目されるようになりました。
それ以前のインフォグラフィックが「説明用途」中心だったのに対し、「広報・PR用途」を主目的とするインフォグラフィックが生まれました。そのためか、「分かりやすさ」を後回しにし、話題性ばかりを狙った作品も現れるようになりました。
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