8インチクラスのWindowsタブレットでは、デスクトップアプリのボタンやメニュー項目が小さすぎてタッチ操作に失敗することがしばしばある。また文字が小さすぎて読みにくいことも。そこでデスクトップアプリの表示を全体的に拡大する方法を紹介する。
対象デバイス:Windows 8.1タブレット
画面サイズが8インチクラスのWindows 8.1タブレットでデスクトップアプリを使っていると、ボタンやメニュー項目が小さすぎて正しくタップできないことがある。タッチしても反応しなかったり、隣のボタン/メニュー項目をタップしてしまったり、といった具合だ。
また老眼気味の筆者の場合、アプリが表示する文字が小さくて読みにくいと感じることもある。アプリ側の設定で文字(フォント)サイズを大きくしても、メニューやダイアログ上の文字までは拡大できないことが多い。
そんな場合は、デスクトップおよびデスクトップアプリの表示を全体的に拡大するように設定すれば操作しやすくなる。本稿ではその方法を説明する。
■デフォルトのデスクトップ
■拡大表示の設定をした後のデスクトップ
Windows 8.1タブレットのデスクトップアプリを拡大表示するには、コントロールパネルの[ディスプレイ]アプレットで設定を変更する。それにはまず、デスクトップの壁紙を長押し(ロングタップ)して表示されるメニューの[個人設定]をタップし、次に表示されるウィンドウ左下隅にある[ディスプレイ]をタップする。コントロールパネルから[デスクトップのカスタマイズ]−[ディスプレイ]とタップしてもよい。
[ディスプレイ]アプレットのウィンドウが表示されたら、まず[全てのディスプレイで同じ拡大率を使用する]にチェックを入れてオンにする。するとその上に拡大/縮小率を選択するラジオボタンが現れるので、現在選択中のものより拡大率の大きいものを選択する。例えばLenovo Miix 2 8の場合、デフォルトでは100%なので[中 - 125%]を選択すると、元の1.25倍に拡大表示されることになる。
[カスタム サイズ変更オプション]をタップすると、拡大率を数値で細かく指定できる。ただ、この方法で拡大すると、アプリによってはテキストが少しぼやけて表示されることもあった。
[A]
拡大率を変更してから[適用]ボタンをタップすると、サインアウトを求めるダイアログが表示される。[いますぐサインアウト]ボタンをタップして、いったんサインアウトする。
[B]
その後にサインインし直すと、冒頭で示したようにデスクトップの各種要素が全体的に拡大されているはずだ。
上記の方法では、テキストだけでなくダイアログボックスのサイズなども全体的に拡大表示される。そのため、大きくなったテキストがダイアログからはみ出て一部が表示されなくなる、といった破綻は少ないことが期待できる。とはいえ、以下のようにアプリケーションの作り次第ではテキストの一部が欠けてしまうことがある。この点は覚えておいた方がよいだろう。
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