Unityで3Dゲームを作るまでのいろいろな処理を解説する連載。今回は、3Dキャラが障害物に当たるとエフェクト(Particle)が発生する処理や、花火、煙、彗星(すいせい)、もやなどのさまざまなエフェクトを付ける方法を解説する【Windows 10、Unity 5.4に対応、C#のスクリプトを追加】。
Unityで3Dゲームを作るまでのいろいろな処理を解説する本連載「ゲーム開発初心者のためのUnity入門」。今回は、Unityの「パーティクルシステム」について解説する。
「パーティクルシステム」とは、GameObjectに「効果」(環境エフェクト)を作成するための機能だ。例えば、爆発したときの炎や煙、また花火のように空中に舞う火花など、専用の「効果」を与えるシステムを指す。
前半では、3Dキャラクターが障害物に当たると障害物からパーティクルが発生する処理を解説する。また、後半では、Unity Asset StoreからインポートしたパーティクルのAssetを使って、フレアやスチームなどのさまざまなパーティクルを発生させてみる。
今回は、連載第6回で使った「MecanimLocomotionTest」という名前のプロジェクトを使用する。Unityを起動すると最近作成したプロジェクトの一覧が表示されているので、その中から「MecanimLocomotionTest」を選択する。表示されていない場合は「OPEN」メニューから開く。
Unityを起動すると、「LocomotionScene.unity」が表示されるはずだ。表示されない場合は、Unityメニューの「File」→「Open Scene」から開く。
今回は、また違った「Scene」を作成するので、先に「File」→「Save Scene as」から「ParticleTest」という名前で「Scene」を保存しておこう。
Hierarchyには1個の「Obstacle」という名前の障害物オブジェクトが配置されているはずだ。この「Obstacle」を選択して、マウスの右クリックで表示されるメニューから、「Duplicate」を選択する。すると「Obstacle」の複製が作成される。同じ位置に重なって配置されるので、3方向の矢印で移動しておこう。追加した「Obstacle」は「Inspector」から「名前」を「Obstacle2」と変更しておく。
筆者は図1のような配置にしたが、配置は読者の皆さんの好きな位置に配置してもらって構わない。
障害物のマテリアルを変更しよう。「Project」の「Create」→「Material」と選択し、「RedColor」と「BlueColor」という名前で2個のグレーの球を追加する(図2)。
「BlueColor」のマテリアルを選択し、Inspector内の「Main Maps」の「Albdeo」の白の四角形をクリックして「Color」を表示させて青系統色を選択する。グレーの球が青系統色に変わる。同じく「RedColor」も同じ手順で赤系統色を選択しておく。
青系統色と赤系統色になったマテリアルを「Obstacle」の上にドラッグ&ドロップする(図3)。
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