Cisco UCSとRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platformの検証済み構成とサポート体制の整備で、OpenStackの導入ハードルは下がるか。
レッドハットとシスコシステムズ(シスコ)は2015年11月2日、オープンソースのInfrastructure as a Service(IaaS)構築基盤ソフトウエア「OpenStack」をベースにした「Cisco UCS Integrated Infrastructure for Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(UCSO)」の日本国内での展開を発表した。
UCSOは、シスコのクラウドインフラ向け製品である「Cisco Unified Computing System(UCS)」と「Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)」に、レッドハットが提供する商用OpenStackディストリビューションである「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」を組み合わせ、検証済み構成で提供することで、OpenStack環境の導入ハードルを下げる狙いだ。
UCSOは同日よりレッドハットの国内OpenStack認定パートナーおよびシスコの国内認定販売パートナーを通じて提供される。
両社では、クラウドサービスプロバイダーやプライベートクラウド構築を担うシステムインテグレーターおよび自社でプライベートクラウドを運営する中堅〜大企業の情報システム、通信、公共、金融など、主に大規模なクラウドインフラを設計・構築・運用する組織を販売対象と見ており、今後、同製品の普及を目指し、パートナー企業を対象としたマーケティング活動を共同で展開するとしている。
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