一年の羅針盤となり、モチベーションが上がる目標を立てるためには、「こうなったらいいなー」「行ってみたいなー」のように前向きに感じられ、行動を自分でコントロールできるような目標にするといいでしょう
一つ目のポイントは、「○○しないようにする」のような否定表現ではなく、「○○する」のような肯定表現にすることです。なぜなら、表現の違いは、目標から受けるイメージやモチベーションに影響を与えるからです。
例えば「太らないようにする」という否定表現は、「太る」という言葉が印象に残り、何となくイヤーな感じを与えます。一方、「スリムで美しいボディラインを作る」は、「スリム」や「美しい」という言葉が印象に残ります。
同様に、「仕事でミスをしないようにする」「技術力で時代に置いて行かれないようにする」のような否定表現は目標として好ましくありません。それならば、「一つ一つの仕事を丁寧にする」「新しい技術情報に積極的に触れる」のような肯定表現にした方が、目標から受ける印象がポジティブになり、モチベーションアップにつながりやすくなります。
また、「技術力で時代に置いて行かれないようにする」のように、「○○しないようにする」という否定表現は具体的な行動ではありません。
「○○しないようにする。そのためには、何をすればいいだろう?」のように「すること」を考えると、「新しい技術情報に積極的に触れる」のような、肯定表現で具体的な行動に変換できます。
二つ目のポイントは、「表現を主体的にする」ことです。なぜなら、自分が思い通りにコントロールできるのは自分だけだからです。
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