就活ナビサイトで気になる企業を見つけ、エントリして、会社説明会に参加して、選考に進む。これがスタンダードな就職活動の流れだ。でも、それだけだと「その会社がどんな雰囲気なのか」「どんな仕事をしているのか」「どんな社員がいるのか」分からないと悩む就活生も多いだろう。
そんな悩みを解決するのが、「OB・OG訪問マッチングサービス」だ。
「OB・OG訪問なら経験済み」という就活生もいると思う。しかし、気になる企業に運良く知り合いがいればいいが、そううまくはいかないケースも多い。まったくツテがない企業への先輩訪問は、結構ハードルが高いのではないだろうか。
OB・OG訪問マッチングサービスの代表的なものには、昼食を取りながらカジュアルなOB・OG訪問をできる「ソーシャルランチ」や、OB・OG訪問のアプローチを承諾した企業から食事をごちそうしてもらえる「ニクリーチ」などがある。
ソーシャルランチを運営する「Donuts」の担当者によると、「訪問を受け付けているOB・OGは年々増加しており、2016年2月現在は3000社以上の企業の約4500人が社会人会員として登録しています。学生会員は、首都圏中心に430校5400人が利用登録し、実際にOB・OG訪問した学生は累計2000人に上っています」とのことだ。
ソーシャルランチには、グーグルやアップル、マイクロソフトなどの有名企業のOB・OGが登録している。これらの企業のOB・OGとランチやお茶を楽しみながら、リアルな話を聞けるという大変便利なサービスだ(食事やお茶の代金は自己負担)。
今回は就活ナビサイトの落とし穴から、便利なサービスの活用法まで盛りだくさんで紹介した。ここからはいよいよ就活本番だ。悔いのないよう、存分に活動してほしい。
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