では、実際にRubyがインストールされているかどうかを確認してみよう。「スタート」ボタンから「すべてのプログラム」→「Ruby 2.3.0-p0」を選択する(図9)。
すると、図9のように「Rubyコマンドプロンプトを開く」という項目があるので、これをクリックすると、コマンドプロンプトが起動する。
下記のコマンドを入力して、「Enter」キーをたたくと、Rubyのバージョンが表示される。
ruby -v
これで、無事Rubyがインストールされていることが確認できた。では、次に、このRubyをアンインストールしてみよう。
Rubyのアンインストールは簡単だ。「スタート」→「すべてのプログラム」→「Ruby 2.3.0-p0」とたどると、「Ruby 2.3.0-p0をアンインストールする」という項目があるので、これをクリックする(図11)。
すると削除確認の画面が表示される(図12)。
「はい」をクリックする。すると一瞬でRubyは削除される(図13)。
では、実際にRubyが削除されたかどうかを確認してみよう。
まず、「スタート」メニューの中には「Rubyコマンドプロンプトを開く」という項目はなくなっている。
また、記事「Javaの実行環境JREをWindowsにダウンロードしてインストール、セットアップ設定、アンインストール」で解説したように「cmd」と入力して、コマンドプロンプトを起動して「ruby -v」と入力しても「ruby」というコマンドは認識されない(図14)。これで、Rubyがアンインストールされていることが分かる。
今回はRubyのインストールとアンインストール方法について解説した。冒頭で述べた通り、Rubyで作られたソフトウェアはたくさんあるので、Windowsだけだが、本稿をRubyソフトウェアを実行する際の参考にしてほしい。
また、Rubyソフトウェアの中には、ChefやPuppet、Sassなどのように、Rubyのプログラミングで設定ファイルをカスタマイズすることがある。Rubyの文法については、少し古いが下記連載を参考にしてほしい。実行環境は2.1だが、今回インストールした2.3でも文法上は大きな違いはないはずだ。
薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。
1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。
2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。
Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。
Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。
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