WACULは、AIを活用したWebサイト分析サービス「AIアナリスト」の成果達成率が、人手による分析効果を上回ったと発表した。
WACUL(ワカル)は2016年10月14日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用した同社のWebサイト分析サービス「AIアナリスト」の成果達成率が、人手による分析を上回ったと発表した。
AIアナリストの成果は、WebサイトのCVR(Conversion Rate:アクセスにより購買などの成果につながった確率)が向上したか否かで計測。これまでの人手によるコンサルティングサービスによる成果(約30%)に対し、AIアナリストの分析によって示された改善提案の成果は約60%に上った。また、人手による方法と比べて、分析にかかる期間を約5日短縮できたという。
AIアナリストでは、Google Analyticsのアクセス解析データなどから、AIを用いて行動傾向などを分析。得られた知見とWebサイトの課題に応じた改善方針を提案する。主に、「Web解析やSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)のための対策専任者を置く予算を取れない」、あるいは、「Webサイトのデータは取っているが、どう使用していいのかが分からない」といった中小企業に向け、データを“見える化”する作業の大幅な工数削減につながるAIによるサービスも今後拡販していきたいという。
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