Facebookの「いいね!」数で振り返る2017年の自分研人気記事、どうもきな臭いタイトルのものが多いようで……。
こんにちは! 「@IT自分戦略研究所(略して自分研)」の編集担当 鈴木です。
自分研は2017年も、エンジニアの役に立つ記事や、エンジニアを恐怖に震え上がらせる記事、楽しくてタメになる漫画などを掲載いたしました。今日は年内最終営業日(の会社が多いんですってね。うらやましいわね。わが社は明日も営業日よ)なので、今年ソーシャルで話題になった記事を紹介いたします。
ユーザーが出し続けた1000を超える追加要件にベンダーが対応仕切れずプロジェクトが破綻した「旭川医大vs.NTT東日本 病院情報管理システム導入頓挫事件」。悪いのは100%ユーザーなのか、ベンダーはどうすればよかったのか――細川義洋氏による同事件のポイント解説、第2弾は「体制」と「開発方針」について考察する
栄えある1位は、人気連載「『訴えてやる!』の前に読む IT訴訟 徹底解説」の第48回、「旭川医大vs.NTT東日本 病院情報管理システム導入頓挫事件」解説シリーズの1本です。
仕様凍結後も追加要件を出し続けるユーザー(その数、なんと1000over)の「協力義務」と、ユーザーの欲望をコントロール仕切れなかったベンダーの「プロジェクト管理義務」が争われた裁判の行方は……。
困難な状況に陥ったとき、ベンダーは、エンジニアは、どのように考えどのように行動すれば良いのかを指南する全システム開発従事者必読の記事、未読の方は今すぐどうぞ!
IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する本連載。今回は「システム開発におけるドキュメントは、何のために必要か?」を解説する。
2位は同じく、連載「『訴えてやる!』の前に読む IT訴訟 徹底解説」で4月に公開した記事です。
要件定義書や基本設計書などのドキュメントを納品しなかったがために、ユーザーから「システムは完成していない!」と訴えられたベンダーのお話。裁判所の判決やいかに?
手塚治虫が、スピルバーグが、そして全世界の子どもたちがあのころ夢見たテクノロジーは、2017年現在どこまで実現できているのだろうか?――「鉄腕アトム」や「2001年宇宙の旅」に登場したコンピュータやロボットを、現代のテクノロジーで徹底解説する「テクノロジー名作劇場」、第1回は、横山光輝先生の「バビル2世」だ!
第3位は、2017年に始まった連載「テクノロジー名作劇場」のデビュー作。
編集担当がカラオケで「バビル2世」を歌い、2番の歌詞冒頭で「おや? コンピュータ?」と思った(←1番の歌詞しか知らなかった)のが始まりの始まりだったんです。たまにはカラオケも行ってみるもんですね。
本連載、対象となる作品を読み込む(ビデオなら全作品見る)作業があるため、掲載頻度が低いのですが、第3弾はもう準備中です。初回の「バビル2世」、第2回の「ナイトライダーのK.I.T.T.」に負けず劣らずの「名作」を解説しますので、楽しみにお待ちください。
4位以下は一覧でお届けします。
全体的に、コワいタイトルの記事が多いのですが、「エンジニアのためのビジネス文書作成術」や「U&Iターンの理想と現実」などの、具体的に役に立ったり、キャリア構築の参考になったりする記事もランクインしています。
順位 | タイトル | 連載 | FB | Tw | はてブ |
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4 | 追加要件を実装しなければ、このシステムは使いません――「旭川医大の惨劇」解説その1 | 「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説 | 705 | 194 | 55 |
5 | ミスなくモレなく見やすい「要件定義書」の書き方 | エンジニアのためのビジネス文書作成術 | 633 | 65 | 73 |
6 | 「ナイトライダー」の「K.I.T.T.」を、2017年のテクノロジーで解説しよう | テクノロジー名作劇場 | 624 | 189 | 38 |
7 | RubyやPythonができるからって何?――エンジニアがパーツに成り下がらずに生き残る方法 | 「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説夏休みSpecial | 498 | 132 | 46 |
8 | 大阪編:東京には負けへんで!――関西圏で働くエンジニアの給与水準、家賃、通勤時間、電車の混雑率 | U&Iターンの理想と現実 | 424 | 67 | 11 |
9 | 「鶴の一声」が通用しない現場――山本一郎氏が聞く、中小企業におけるIT導入失敗事例の傾向と対策 | 開発残酷物語 | 404 | 77 | 24 |
10 | カンボジアは残存率3割弱、離島の男性は全滅――山本一郎氏が聞く、オフショア&ニアショアで働き手を開拓し続けた企業の8年間 | 開発残酷物語 | 400 | 198 | 22 |
2017年も自分研の記事をご愛読いただき、ありがとうございました。2018年もぶっ飛ばしていきますので(あの小説のseason2が始まるよ)、たまに、いや毎日読みに来てくださいね。
良いお年を!
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