UIターンをする際には、住居の確保が大切です。
家賃の相場は東京に比べると割安です。一人暮らし用の1Kのアパートの家賃を例にとります。名古屋市近郊の相場は4万円後半〜6万円後半。名古屋市郊外であれば、3万円後半〜5万円ほどです。名古屋駅まで地下鉄10分以内の地区でも、場所によっては4.5万円程度で住めます(参考:ワンルーム・1K・1DK/マンション・アパート・一戸建ての相場表:HOME'S)。
「名古屋市の近くに住みたいが、家賃は抑えたい」という場合は、公共交通が通っているところを探すと良いでしょう。JRや名古屋鉄道、近鉄日本鉄道に15分も乗れば、家賃相場が変わります。住宅仲介業者のサイトや住宅情報検索サイトを使うと、要望に沿った部屋を見つけやすいでしょう。
私は、この連載では珍しい「都会へのIターン」です。
都会へ移り住んだときは、これからの生活の楽しみと、「悪い所に足を踏み入れたのではないか」という不安で胸がいっぱいでした。また、20時には人通りがなくなる環境で育った私がなじめるのか、とても心配でした。
他の商業都市もそうだと思いますが、愛知県、特に名古屋市は、近場の中部地方から移り住んだ人はもちろん、その他の県の出身者が多くいます。そのため、出身地で何か言われたり大きなギャップを感じることは特にありません。
移住前は「名古屋は治安が悪い」というイメージがありましたが、住んでみると、地区や時間帯を間違えなければ、危険に遭うことはほとんどありません。
真夜中に栄などの歓楽街に行くと、酔っぱらいに絡まれることはありますが、ディープな街を除けば、ぼったくりに遭遇したり、危険な思いをしたりすることは少ないと思います。地元に比べると、パトカーや救急車の出動は多く感じますが……。
意外だったのは、外国人労働者が多いことです。名古屋市近郊のコンビニや飲食店は外国人労働者が非常に多く、日本の労働者不足の実情が浮き彫りになっていると感じます。ITエンジニアとして働く外国の方は何度か見掛けたことはありますが、まだまだ少ない印象です。
ITエンジニア U&Iターンの理想と現実:愛知編、次回以降は「移住エンジニアの恋愛事情」などをお伝えします。
全国各地のU&Iターンエンジニアたちが、地方での生活の実情や所感などをセキララに伝えます。Uターン、Iターン、Jターンに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
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