用語「ディープニューラルネットワーク」について説明。ニューラルネットワークをディープラーニングに対応させて、ネットワークの階層を深くしたもののことを指す。
ディープニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)とは、ニューラルネットワークをディープラーニングに対応させて4層以上に層を深くしたもののことである(図1)。
従来のニューラルネットワークでは、基本的に、1つの入力層、1つの隠れ層、1つの出力層、の3層で構成されていた。ディープラーニング登場以前は、隠れ層を2つ以上に増やして合計4層以上のネットワークにすると、精度が出なくなる問題があった。そのため、ニューラルネットワークが登場してからも長らくは、4層以上が使われることは基本的になかった。
しかし2006年、ディープラーニングの手法が考えられてから、その問題が克服された。さらに2010年ごろから、ビッグデータがより容易に扱えるようになったことや、GPUなどのコンピュータ性能の大幅な向上が重なったことがブレークスルーとなり、今では高度なDNNを誰でも実行できる時代になっている。
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