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対象:Excel 2010/2013/2016
アルバイトの出退勤時刻や研究などのログといった記録を行うのに、「Microsoft Excel」を利用している人も多いのではないだろうか。このとき、日時などを毎回セルに記録しているはずだ。だが、今日の日付や現在の時刻を手入力するのは少し面倒だ。
だからといって、「Now()」などの関数では、シートを開くたびにその時点の日時となるため、記録用途には利用できない。
マクロを組めば、自動的に日付や時刻を入力することは不可能ではない。しかし、マクロを自作する必要があること、マクロを含むブックはウイルス対策ソフトウェアなどによってブロックされる可能性があり、配布が面倒だ。
そこで本稿では、関数やマクロを使わずに、今日の日付や現在時刻を簡単に入力できる方法を幾つか紹介する。
実は、Windows 10の日本語入力システム(IME)で「きょう」(「今日」の意)と入力して変換することで、今日の日付は入力可能だ。詳しくは、Tech TIPS「MS-IMEで、『今日』や『明日』『今』などの日付や時刻を素早く入力する」「Windowsで『今日』『去年』などの日付(年月日)を素早く入力する」を参照していただきたい。
しかし、毎回Microsoft IMEを起動し、「kyou(きょう)」と入力して変換するのは少々面倒だ。そこで、Excelのキーボードショートカットを使うと、日時の入力が一発で行える。
入力したい項目 | ショートカットキー |
---|---|
今日の日付 | [Ctrl]+[;]キー(セミコロン) |
現在時間 | [Ctrl]+[:]キー(コロン) |
日付や時刻を入力するショートカットキー |
日付の場合の入力文字列は、「yyyy/m/d」という形式の文字列が入力される。西暦は4桁で「月」「日」は、それぞれ1桁でも前に「0(ゼロ)」が付かない形式である。例えば、「2020年1月1日」であれば、「2020/1/1」という文字列が値として入力される。
時刻の場合の入力文字列は、「h:m:00」という形式で「時」「分」ともに1桁の場合に前に「0(ゼロ)」が付かない形式で、区切りは「:(コロン)」である。
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