ここ1年ほど、半期チャネル(SAC)のWindows Serverの新機能紹介ページをずっとチェックしてきて、バージョン2004以降の情報が全く出てこないことを気に掛けていました。どうやらMicrosoft Docsサイトの袋小路に入ってしまい、抜け出せなくなっていたようです。MicrosoftのWebサイトの大規模な再編が始まった数年前からこんなことがよくあります。
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筆者がずっとチェックしていたのは、「Microsoft Docs」の以下のページです(画面1)。左側のコンテンツのメニューには「Windows Server, version 2004」や「Windows Server, version 20H2」の項目はありません。
しかし先日、何かのタイミングで以下のページを見つけました(画面2)。ページの公開日は「2020年5月27日」なので、Windows Server, version 2004の一般提供開始と同時に公開されていたのをこれまで見逃していたのです。
新機能は「Server Coreの機能強化」ただ一つ。以前のバージョンよりも「servercore」イメージのサイズが縮小され、ASP.NETとWindows PowerShellのパフォーマンスが改善したというものです。
ちなみに、最近のMicrosoft Docsでは、公開日と最終更新日がはっきりしないページが目に付きます。そんなときにはページのソースを開くと、メタデータから判断できる場合があります。このページの場合、「ms.date」から公開日を、「ms.lastandoff」から最終更新日を判断することができます。別のページでは、「firstPublishedDate」と「lastPublishedDate」から判断しました。
さて、なぜ筆者はこのページにこれまでたどり着くことができなかったのでしょうか。上位のページに移動してみて、そこからどういうルートでアクセスすればよいのかを確認してみました(画面3)。そして、コンテンツのメニューから「Windows Server 2019 の新機能」や「Windows Server バージョン1903と1909 の新機能」に移動すると、また迷子になってしまうのです。サイトナビゲーションのデザインに問題があるようです。
「Windows Server 2019の新着情報」や「Windows Server 2019の概要」からはたどり着くことができません。ここから目的のページに最短でたどり着くルートは、「Windows Server 2016の概要」または「Windows Server 2008および2008 R2の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を使用する方法」に移動し、左側のコンテンツのメニューから「Windows Serverの新機能」を展開して、「Windows Server バージョン2004および20H2の新機能」を開くルートです。
筆者はWindows Updateをスクリプト化する方法として、以下のサイトで公開されているWindows Update Agent(WUA)APIを使用したサンプルスクリプト「WUA_SearchDownloadInstall.vbs」を好んで多用してきました。シンプルなサンプルなので、これをベースに目的の機能を追加して改造するのが簡単だからです。
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