Windows 11で復活した「ウィジェット」 でも仕事用PCではボタンを非表示にすべき理由Tech TIPS

Windows 11の新機能「ウィジェット」の設定方法を紹介しよう。Windows 10の「ニュースと関心事項」に相当する機能で、天気やニュースなどを素早く確認できる。表示する項目や内容などのカスタマイズも可能だ。

» 2021年10月18日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]

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Windows 11の新機能「ウィジェット」を設定する Windows 11の新機能「ウィジェット」を設定する
Windows 11の「ウィジェット」は、Windows 10の「ニュースと関心事項」機能やMicrosoft Edgeの「新しいタブ」機能とほぼ同様、天気やニュースなどの情報を簡単に確認できる機能だ。タスクバーにある[ウィジェット]ボタンのクリックで、簡単にデスクトップ左側に表示されるため、プレゼンテーションの際などには気を付ける必要がある。また、設定によっては、スケジュールやTo Doリストが表示されてしまうので注意が必要だ。

 Windows 11では、天気やニュースなどを素早く確認できる「ウィジェット」と呼ばれる機能が新たに搭載されている(Windows 11の新機能などについては、Windows 11 Trends「Windows 11登場! 11で変わること、思ったほど変わらないこと」参照のこと)。ウィジェット自体は、Windows VistaやWindows 7の頃にもあった機能で、目新しいものではない。

 また、天気やニュースを確認できる機能としては、機能更新アップデート「May 2021 Update(バージョン21H1)」の提供とほぼ同じくしてWindows 10に追加された「ニュースと関心事項」がある(「ニュースと関心事項」については、Tech TIPS「突然現れたタスクバーの天気予報を非表示にする【Windows 10】」参照のこと)。

 Windows 11のウィジェットは、このWindows 10の「ニュースと関心事項」をベースに表示方法を変更したものだ。Windows 11では、「ニュースと関心事項」の機能は削除されており、ウィジェットに移行している。

 このウィジェットでは、天気やニュースだけでなく、デフォルトでOneDrive上の1年前の写真(フォト)が表示されるようになった。また、設定により「To Do」や「Outlookカレンダー」なども追加できる。そのため、設定を誤ると意図しない情報漏えいが起きる可能性もある。

 本Tech TIPSでは、このウィジェットの設定方法を紹介しよう。

タスクバーの[ウィジェット]ボタンを非表示にする

 素早く天気などが確認できるのは便利だが、半面、プレゼンテーション中などに誤ってウィジェットを表示してしまい、個人的な写真や予定が他人に見られてしまう危険性もある。特に「フォト」ウィジェットは、OneDrive上の[フォト(画像)]フォルダにある1年前の写真を表示するようになっている(設定の変更はできない)ので、意図しない写真が見られてしまう危険性がある。

 そこで、プレゼンテーション中などは、意図せずウィジェットが開かないように、[ウィジェット]ボタンを非表示にするとよい。

 タスクバーの空いているところを右クリックすると、[タスクバーの設定]メニューが表示されるので、これをクリックする。[設定]アプリが[個人用設定]−[タスクバー]画面を開いた状態で起動するので、「タスクバー項目」欄の「ウィジェット」のスイッチを「オフ」にすればよい。これで、タスクバーから[ウィジェット]ボタンが消える。

 この状態でも、[Windows]+[W]キーを押せば、ウィジェット自体は表示可能なので、誤ってウィジェットを表示してしまうことが多いようならば、常に非表示にしておいてもよいだろう。

タスクバーの[ウィジェット]ボタンを非表示にする タスクバーの[ウィジェット]ボタンを非表示にする
タスクバーの空いているところを右クリックし、[タスクバーの設定]を選択する。[設定]アプリの[個人用設定]−[タスクバー]画面を開くので、「タスクバー項目」欄の「ウィジェット」のスイッチを「オフ」にすればよい。これで、タスクバーから[ウィジェット]ボタンが消える。[ウィジェット]ボタンを非表示にしても、[Windows]+[W]キーでウィジェットは表示できる。

個別のウィジェットを削除する

 デスクトップの右側に表示されるウィジェットの中には、さらに天気や株価、MLBの試合結果などの複数のウィジェットで構成されている。

 これらのウィジェットには、興味のないものや他人に見られると都合の悪いものなどもあるだろう。その場合は、削除したいウィジェットの右上にある[…]アイコンをクリックし、表示されたメニューで[ウィジェットの削除]を選択すればよい。ウィジェットを削除すると、その部分は空白になるので、別のウィジェットを表示したり、ウィジェットをドラッグ&ドロップして配置を変更したりすればよい。

不要なウィジェットを削除する 不要なウィジェットを削除する
ウィジェットの右上にある[…]アイコンをクリックし、表示されたメニューの[ウィジェットの削除]を選択すると、ウィジェットが削除できる。

ウィジェットを追加する

 「To Do」や「Outlookカレンダー」「交通情報」など、デフォルトで表示されていないウィジェットを追加することも可能だ。

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