最も大変だったのは、「責任の重さ」かなぁ。
ワーケーションや地域複業は、まだまだ新しい分野です。「こうするとうまくいく」という正解がない。だから試行錯誤するしかない。しかもリーダー的な立場だったので、結果に対する責任の重さも感じていて。
後は、ボクは基本「とうふメンタル」なので、ネガティブなことがあるとすぐに落ち込むし、いつまでもくよくよ引きずってしまいます。
そんな性格なので、重圧は感じるわ気持ちに余裕がないわで、大変でした。
幸いなことに性格のことは、年齢を重ねるにつれて「諦める」という技を覚えて、「もう、こういう性格なんだから仕方がない」と、多少は思えるようにはなってきました。でも、責任の重さはなかなかのものでした。地域活性化の仕事は市民に面が割れるので逃げるに逃げられないし。
そんな1年を過ごしてきて、よく「心と身体を壊さなかったな」と思いますが、それは過去に、「心を壊しそうになった」経験があるからだろうなぁと思っています。「これ以上いくとヤバい」というギリギリのラインを知っているというか。
こういうラインは知らない方が、本当は幸せだとは思います。でも、知っていたおかげで、最悪の状況は防げました。
その経験から、「こういう状況はヤバいので、気を付けてね」というラインと、「そのときは、こんなふうにすると最悪の状況は防げるよ」というボクがやってきた事例を共有します。
「常に仕事が頭から離れない」状況は、結構ヤバいです。
仕事が楽しくて、常に仕事のことを考えているのが好きな人だったらいいのかもしれませんが、あるラインまでいくと、ずっと仕事のことが気になって、頭から離れなくなります。その結果、夜寝付けなくなったり、やっと眠ってもすぐに目が覚めたりします。
なお、「常に仕事のことを考えているのが好きな人だったらいいかもしれませんが」と書きましたが、最近、「仕事が好き」といっていた知人数人が、メンタル不調になるケースを見てきました。どんなに仕事が好きでも、「程度」はありますよね。
もし、あなたが「仕事が頭から離れない」状況になっていたら、結構ヤバいので、たとえ仕事から逃げられない状況でも、何かしらの対処をしてください(この後で示します)。複業している方は特に注意です。
会社員の場合は「転職する」という選択肢もあるかもしれません。でも、ボクもそうですが、いったん引き受けた以上、ある程度ケリがつくまで逃げるに逃げられない人もいるでしょう。
その場合でも、何かしらの対処はした方が良さそうです。
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