【ITワード365】Webスキミング／パスワードレス認証／RPA／アジャイル／DBaaS／プラチナバンド／Born Global：ITワード365

最新IT動向のキャッチアップはキーワードから。専門用語でけむに巻かれないIT人材になるための、毎日ひとことキーワード解説。

» 2022年05月06日 05時00分公開

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Webスキミングの攻撃手法
攻撃者は、決算サービスを提供するJavaScript配信サービスに不正なコードを仕込んだり、直接ECサイトに不正なコードを仕込んだりすることで、ユーザーのクレジットカード情報などを入手する。

【Webスキミング（ウェブスキミング）】ECサイトに不正なコードを挿入して、クレジットカード情報を窃取する犯罪手口。改ざんされたECサイトで購入手続きを行うと、同時にクレジットカード情報が犯罪者に送信され、その情報が悪用される。利用者は明細書などで不正な購入を確認するしか対策手段がない。

【パスワードレス認証】情報漏洩（ろうえい）やリスト攻撃などで突破され、不正なID利用につながりやすいパスワード文字列は使わず、指紋認証や顔認証などの生体認証や、短時間で切り替わるワンタイムパスワードなどを使って認証を行うこと。

【RPA（ロボティックプロセスオートメーション）】コンピュータを使った業務を自動化する技術、またはそれを実現するソフトウェアのこと。ソフトウェアロボットに、データ入力やファイルの複製といった定型業務を記録し、それを実行することで、人が画面操作するのと同様の作業を自動化できる。

【アジャイル開発】ソフトウェアの開発手法の1つ。開発単位を小さく分割し、その単位で実装とテストを繰り返して開発を進めることで、素早く完成度を高められる。実際に試さないと最適な仕様や性能がわからない場合でも、開発途中での仕様変更などに柔軟に対応できる。

【DBaaS（Database as a Service）】クラウドサービスとして提供されるデータベース。バックアップやサービス監視といったバックエンドの運営がプロバイダーによって行われるため、管理者の負担を軽減できる。また、処理性能やデータ量に応じて、スケールを柔軟に調整できるメリットがある。

【プラチナバンド】日本における800MHz前後の電波周波数帯。この周波数帯は、アンテナの実装が比較的容易な上、建物や山などの背後まで電波が回り込んで届きやすいことから、携帯電話での利用に適しているとされている。既に多くの事業者に割り当て済みで、希少性が高いことから「プラチナバンド」と呼ばれる。