ミクステンドは、「オンライン会議マナー」に関する調査の結果を発表した。オンライン会議で「待ちぼうけ」を経験した割合は75%で、その理由では「相手が会議を忘れていた」が最も多かった。
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ミクステンドは2022年5月31日、「オンライン会議マナー」に関する調査の結果を発表した。この調査はミクステンドの日程調整SaaS(Software as a Service)「TimeRex」のユーザーを対象に実施し、106人から有効回答を得た。
オンライン会議に参加する際の服装について聞くと「ビジネスカジュアル」が45%、部屋着などの「ラフな服装」が25%、「上半身のみビジネスカジュアル」が15%、「スーツ」が12%だった。カメラ写りを配慮して、52%がライトを使用しており、8%が「オフラインのとき以上に化粧や髪形を整えている」と回答した。背景については「ぼかしている」(26%)、「バーチャル背景を使用している」(48%)など、計78%が背景に何らかの処理をしていた。
オンライン会議に参加するタイミングについては、自身がホストのときは「5分前」が38%、「1分前」が24%、「3分前」が21%。ゲストのときは、「1分前」が37%、「開始時刻ちょうど」が25%、「3分前」が20%だった。
ただ、時間に間に合うように入室しても相手が現れない経験をしている人も多いようだ。オンライン会議で「待ちぼうけ」を経験している割合は75%で、相手が現れなかった理由について聞くと「相手が会議を忘れていた」が最も多く、51%を占めた。
オンライン会議を開催するときに面倒だと感じたことについて聞くと「会議のURLを相手に送ること」が最も多く、31%だった。次いで「リスケジュール時の対応」が28%、「リマインドメールの送信」が16%だった。ミクステンドは「オンライン会議に当たっては、多くの人が面倒だと感じている準備が重要であり、事前準備を自動化する必要性がある」と指摘している。
オンライン会議中の相手の行動で不快に思ったことについて聞くと「相手の通信環境が悪い」が最も多く、57%だった(複数回答、以下同)。次いで「こちらはカメラをONにしているのに、相手のカメラはOFF」が52%、キーボードのタイプ音や呼吸音といった「ノイズ」と「ハウリング」がどちらも41%、「こちらの説明に対するリアクションがない」と「別の作業をしながら話をしている」がどちらも31%だった。
オンライン会議でのコミュニケーションを円滑にするため実施していることについては、最も多かったのが「自分が話さないときにはマイクをミュートにする」で49%(複数回答、以下同)。次いで「声掛けを頻繁にする」(47%)、「リアクションを大きくする」(43%)などが挙がった。
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