元任天堂開発者が解説 「反対」のテクニックを使ってアイデアの質を高めるリンゴの反対はダルマ?(2/2 ページ)

» 2022年10月11日 05時00分 公開
前のページへ 1|2       

リンゴの反対を考える

リンゴを具体例として、手順の詳細を説明します。

1 連想で分解する

 テーマに関して分解連想をします。箱法による連想が便利です。箱法でなくても構いませんが、できるだけさまざまな方向にムラなく連想します。

 具体例としてリンゴの連想は、箱法の説明でご確認ください。

2 特徴度で並べ替える

 テーマを表すような特徴や印象が強い単語を上位にするように、連想した要素を並べ替えます。その要素を失うとテーマを表さなくなるような度合いが高い順で並べ変えるイメージです。リンゴでいうと「果物」や「丸い」という要素です。

 この際、具体性の強い単語は抽象化して、抽象化した単語が重複する場合は省略します。「リンゴジュース」を抽象化すると「ジュース」や「果汁」ですが、これらが特徴的ならば並び替えに追加します。サクランボを抽象化すると果物で、重複するので省略します。

 リンゴの場合、「果物」「丸い」「赤」「つるつる」「ボールサイズ」「食べ物」「人気」「栄養がある」などと要素を並び替えてリストアップできそうです。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。