クラウドに移行する目的、対象、方法を合理的に選択するにはGartner Insights Pickup(279)

ビジネスインパクトが、クラウドサービスを効果的に統合するための重要な判断基準となる。

» 2022年11月04日 05時00分 公開
[Lori Perri, Gartner]

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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。

要約

  • ワークロードのクラウド移行の成功とは、最小の労力とコストで最大の効果を得ることだ
  • 経営幹部は、クラウドに移行する目的の設定に当たって、組織の文化とビジネスの優先順位を考慮しなければならない
  • インフラストラクチャの複雑さを軽減しアジリティを高めるとともに、コンプライアンス要件を満たすのに過不足のないプライベートクラウドが必要になるだろう

 ワークロードのパブリッククラウドへの移行を加速することは、企業がコストの上昇を相殺し、不況を乗り切るために必要な、明確な目的に基づくデジタル化の鍵となる。だが、クラウド導入・移行は、定石が決まっているわけではない。ビジネスケース(論理的な理由付け)の内容は、コスト削減と戦略上および業務運営上のメリットの両方に左右される。

 パブリッククラウドのメリットには、次のようなものがある。

  • クラウドは、ITの一般的な制約(価値創造までの時間の長さや限られたリソース、互換性のないシステムなど)への対処を可能にし、デジタルビジネスを支える
  • クラウドは、ハードウェアとソフトウェアの運用、保守の業務負担を軽減する
  • これにより、IT人材は組織にとって価値の高いイノベーションや成長の取り組みに集中でき、ITの取り組みの投資収益率(ROI)を高められる。その結果、収益や競争力が向上する可能性がある

 問題は、どの組織もアプリケーションポートフォリオの固有の技術的および非技術的要素を抱える中で、どのようにビジネスケースを作成し、成功するクラウド移行を計画するかだ。「経営幹部はCIO(最高情報責任者)と協力し、ビジネスの差別化に不可欠で、かつ最小の労力とクラウド移行コストで最大の効果が得られるIT機能を特定し、優先順位を付ける必要がある」。Gartnerのアナリストでバイスプレジデントのケビン・ジー(Kevin Ji)氏はそう説明する。

クラウドファーストは何を目指すか次第

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