ビジネスインパクトが、クラウドサービスを効果的に統合するための重要な判断基準となる。
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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
ワークロードのパブリッククラウドへの移行を加速することは、企業がコストの上昇を相殺し、不況を乗り切るために必要な、明確な目的に基づくデジタル化の鍵となる。だが、クラウド導入・移行は、定石が決まっているわけではない。ビジネスケース(論理的な理由付け)の内容は、コスト削減と戦略上および業務運営上のメリットの両方に左右される。
パブリッククラウドのメリットには、次のようなものがある。
問題は、どの組織もアプリケーションポートフォリオの固有の技術的および非技術的要素を抱える中で、どのようにビジネスケースを作成し、成功するクラウド移行を計画するかだ。「経営幹部はCIO(最高情報責任者)と協力し、ビジネスの差別化に不可欠で、かつ最小の労力とクラウド移行コストで最大の効果が得られるIT機能を特定し、優先順位を付ける必要がある」。Gartnerのアナリストでバイスプレジデントのケビン・ジー(Kevin Ji)氏はそう説明する。
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