Windows 11には、企業向けの複数のエディションが存在します。Enterpriseはフル機能版と認識している方が多いようですが、Windows 10以降、新機能についてはProとEnterpriseでソフトウェア的な違いは実質的にありません。では、ProとEnterpriseは何が違うのでしょうか。
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「Windows 11」には、複数のエディションが存在しますが、企業向けのエディションとしては以下の3つが基本になります。
Homeを含め、各エディションの機能比較は以下のMicrosoftのサイトで確認できます。ProとPro for Workstationsの違いは、後者がグラフィックスに集中した作業や膨大なデータの高速処理を対象に設計されており、最大4ソケットのCPUと最大6TB(テラバイト)までのメモリをサポートするという、サーバクラスのパフォーマンスと機能(「永続メモリ」や「SMB《Server Message Block》ダイレクト」「Resilient File System《ReFS》」のサポート)を提供する点の違いです。一般向けにはProかEnterpriseかという選択になるでしょう。
上記Webサイトの比較表に、Enterpriseが入っていないことに気が付いたでしょうか。Enterpriseは正確にはエディションではなく、Windows 11 Pro向けのアップグレードを含む、デバイスまたはユーザー単位の以下のいずれかの「サブスクリプション」契約になります。
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