Windowsの「消したい警告」「消せない警告」「消さない方がよかった警告」その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(234)

最小システム要件を満たさないため、Windows 11にアップグレードできないPCを利用しているユーザーは、Windows Updateを開くとどうしても目にする“あのメッセージ”にウンザリしてはいないでしょうか。エディションによってはメッセージを消す方法がありますよ。

» 2023年04月26日 05時00分 公開
[山市良テクニカルライター]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

「Windowsにまつわる都市伝説」のインデックス

Windowsにまつわる都市伝説

“最小システム要件を満たしていません”メッセージを非表示にしたい!

 Microsoftは「Windows 11」のシステム要件を「Windows 10」よりも厳しくしたことで、多くのPCにWindows 11へのアップグレードの道を閉ざしました。もう1年以上たちますが、道が閉ざされたPCで「設定」アプリの「Windows Update」を開くと、以下のようなメッセージが表示され、“もう分かったから!”“しつこい!”と気になって仕方がないユーザーもいることでしょう。

このPCは現在、Windows 11を実行するための最小システム要件を満たしていません

 個人向けの「Home」エディション以外、つまり「Pro」や「Enterprise」エディションであれば、このメッセージは簡単な方法で非表示にできます。

 その方法とは、Windows Updateの企業向けオプションである「Windows Update for Business」ポリシー(コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows Update\\Windows Update for Business)で、品質更新プログラムまたは機能更新プログラムの延期設定を「0日」またはそれ以上に設定する、または機能更新プログラムのターゲットバージョンを明示的に指定(Windows 10、バージョン22H2など)するのです。

 このポリシーが反映されると、組織で管理されているPCとして扱われるからだと思いますが、“最小システム要件を満たしていません”のメッセージは表示されなくなります(画面1画面2)。「Active Directory」や「Microsoft Intune」を導入している企業の場合は、Active Directoryのグループポリシーやモバイルデバイス管理(MDM)の構成サービスプロバイダー(CSP)で同様の設定を一元管理できます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。