MicrosoftがAzureで提供しているクラウドベースの検証サービス「Microsoft Test Base for Microsoft 365」が、最新のWindows 11 バージョン23H2(本稿執筆時点ではInsiderプレビュービルド)でのテストに対応しました。
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「Microsoft Test Base for Microsoft 365」(以下、Test Base for M365)は、2021年11月から一般提供されている「Microsoft Azure」のサービスの一つです。このサービスは、Microsoftによって完全に管理されるクラウド上のテスト環境で、「Windows 10」や「Windows 11」、Windows Serverのセキュリティ更新プログラム、Windows 11の機能更新プログラム、「Microsoft 365」アプリのセキュリティ更新プログラム、Windows 10からWindows 11へのインプレースアップグレードについて、ビジネスクリティカルなアプリケーションへの互換性やパフォーマンスの影響を自動的にテストし、その結果と分析情報をレポートしてくれるものです。
企業や組織は、Test Base for M365を利用することで、ハードウェアやネットワークを含む複雑なテスト環境を準備、構築、維持するのに必要な手間や時間なしで、どこからでもAzureのセキュアな仮想マシンを使用して互換性の影響を調査できます。
アプリケーションのバイナリやパッケージ(.exe、.msi、.msix、.zip、wingetパッケージ、Microsoft Intuneの.intunewimファイル)、テスト用のスクリプト(.ps1)をTest Base for M365にアップロードし、テストシナリオを構成することで、プラットフォームの依存関係の違い(機能更新プログラムによるOSのアップグレード)や、Windowsの次のセキュリティ更新プログラムやMicrosoft 365アプリの次のバージョンをインストールした場合に、その後もアプリケーションが期待通りに動作するかどうかを検証できます(画面1、画面2)。
テスト環境の構築とテスト実行は自動化されており、Microsoftによって完全に管理され(スクリプトの修正や追加は可能)、テスト完了までには最大24時間かかることがあります。
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